今年も残すところ1カ月を切った。2023年は、長年続いたいくつかのワイドショーが様変わりした年だったといえる。

　3月には14年続いた長寿番組『スッキリ』（日本テレビ系）が終了し、入れ替わりで南海キャンディーズ・山里亮太と元NHK・武田真一アナがMCを務める『DayDay.』の放送が始まった。だが、世帯視聴率は2〜3％をさまよっており、好調とは言いがたい。

　同じく3月、ダウンタウンの松本人志が、9年半コメンテーターを務めた『ワイドナショー』（フジテレビ系）を卒業。自身の発言がネットニュースに取り上げられる機会が増え、「だんだんとストレスをためる番組になった」と理由を語っている。

　さらに、10月には『サンデーモーニング』（TBS系）で36年間司会を務めてきた関口宏が、2024年3月末で勇退することが発表された。番組自体は続くとされ、後任はフリーアナウンサーの膳場貴子が務めるという。関口は、場の空気を読まない発言を繰り返したり、話題の選手の名前がわからなかったりと、“勉強不足” ぶりが指摘されてきた。勇退は既定路線だが、番組自体は継続という判断に、驚く声も多い。

　世代交代の波が押し寄せるなか、新旧それぞれに疎まれている番組はどれなのか。本誌はおもなワイドショーを10番組選び、全国30代以上の男女500人に「もう打ち切りでいい」と思う番組を1つ選んでもらった。まずは第4位から見ていこう。

【第4位】DayDay.（40票）

「改編前の番組と変わらない構成。コメンテーターの知識が浅い。エンタメ色が強く、内容も身内ネタが多い」（30代男性・派遣社員）

「朝の番組はどれも同じようなもので、山ちゃんもそれほど魅力的ではない」（60代女性・会社勤務）

「山里がおもしろくない」（30代男性・会社勤務）

「毎回ワンパターン」（30代女性・無職）

【第3位】サンデーモーニング（49票）

「年寄り向けすぎて」（60代男性・無職）

「マンネリ化していてあまり興味が持てない」（40代女性・パート）

「司会者が年を取りすぎて滑舌が悪くて聞こえにくいし、話題についていけてないように感じるから」（50代女性・専業主婦）

「出演者の高齢化で考えが偏りすぎているから」（40代女性・会社勤務）

「おじいさんたちが自分の考えしか言わない。空気読まない。偏りすぎてて早くやめてほしい」（40代女性・会社勤務）

「政治的な意見がかなり偏っているように感じる。コメンテーターもどういうチョイスで決められているのかわからない。腹立たしい冷たい意見が多い」（60代女性・パート）

【第2位】ミヤネ屋（68票）

「宮根さんのやる気のなさがひどい」（40代男性・会社勤務）

「宮根さんが好きではないから」（30代男性・会社勤務）

「MCの宮根が嫌味な言葉しか言わないから」（70代男性・自営業）

「究極のマンネリ。民間擁護のたちの悪い番組」（60代女性・専業主婦）

「司会が人の話を遮って自分ばかり話そうとするから」（50代女性・派遣社員）

「宮根誠司の差別発言が許せない」（30代女性・無職）

【第1位】アッコにおまかせ！（215票）

「みんなが思い思いにしゃべるのでごちゃごちゃしている」（30代女性・派遣社員）

「かなり昔からやっているうえ、ひんぱんに炎上しているイメージがあるから」（50代女性・無職）

「アッコさん、もう何年と長いし、マンネリな気がするし、うちわだけで楽しんでいる感じがする」（60代女性・専業主婦）

「コメントを叩かれて、忖度したり、叩かれないように言葉選びに迷走している感が見え見え。周りも司会に気を遣いすぎて、フォローやコメントに苦しさが見える」（50代女性・パート）

「アッコさんの取り巻きが機嫌を取っているようで、見ているこっちが不快な気持ちになります」（30代女性・専業主婦）

「和田アキ子のビジュアルが耐えられないし、中身が薄い。売り切りたくても、周りが言い出せない雰囲気がある」（70代女性・専業主婦）

「和田アキ子も年を取りすぎて、昔の切れ味が感じられない」（70代女性・無職）

　5位以下の得票数は以下のとおり。

【5位】サンデー・ジャポン（33票）
【6位】ひるおび（21票）
【6位】ゴゴスマ（21票）
【8位】羽鳥慎一モーニングショー（20票）
【9位】ワイドナショー（18票）
【10位】めざまし8（15票）