昨年の中京記念を制したベレヌス(ユーザー提供:かっちゃそさん)

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 昨年の中京記念を制したベレヌス(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)が、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)で3年8カ月ぶりのダート戦に挑む。

 ベレヌスは父タートルボウル、母カフヴァール、母の父デュランダルの血統。デビューからの4戦はダートを走り、2戦目の未勝利戦で初勝利を挙げたが、3歳春以降は芝一本。何度もクラスの壁にぶつかりながら着実に力をつけて、昨年の中京記念で重賞初制覇を果たした。

 その後は5戦して全て5着以下。とりわけ今年3戦は16着、14着、14着と大苦戦を強いられているが、3年8カ月ぶりのダートが起爆剤とならないか。これまでのエルムSで前走が芝の馬は[0-1-1-34]と未勝利。05年2着のジンクライシスを最後に馬券に絡んだ馬もいないが、ベレヌスはダート向きの先行力を備えている。500kgを優に超える馬体重が示すように、パワーも十分。アッと驚く逃走Vがあっても不思議ない。