一昨年の兵庫ジュニアグランプリを制したセキフウ(ユーザー提供:バンコロの渕さん)

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 武豊騎手がセキフウ(牡4、栗東・武幸四郎厩舎)でエルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)の26年ぶり2勝目を狙う。

 武豊騎手はこれまでエルムSに10回参戦。初参戦の97年にバトルラインで初制覇を果たしている。しかし、その後は昨年のウェルドーンでの2着が最高。1番人気にも07年ロングプライド(3着)、19年グリム(7着)の2回推されているが、2勝目には手が届いていない。

 今年は弟・幸四郎師が管理するセキフウとの初タッグで挑む。一昨年の兵庫ジュニアグランプリを制し、その後も重賞で2着2回、3着1回の実力馬。一時は低迷していたが、今夏の北海道では大沼Sが59kgで2着、マリーンSも57.5kgで3着と、復調を果たしている。2戦連続で完敗を喫しているペプチドナイルの壁は高いが、そこは腕の見せどころ。さすがレジェンドという手綱さばきで、パートナーを待望の重賞2勝目へと導きたい。