重賞初挑戦でも期待大のワールドタキオン(今年6月撮影、ユーザー提供:柊アズキさん)

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 斎藤誠調教師と斎藤新騎手の父子タッグが、エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m) のワールドタキオン(牡5、美浦・斎藤誠厩舎)で重賞初制覇を目指す。

 ワールドタキオンは父アジアエクスプレス、母アナコンダ、母の父フサイチコンコルドの血統。以前のJRA在籍時は僅か1戦で抹消となったが、1年の休養を経て園田で復帰。8戦4勝の成績を残してJRAに再転入すると、そこから1勝クラス、2勝クラス、3勝クラスと圧巻の3連勝。今回は重賞初挑戦となるが、未知の魅力は十分。一気の相手強化でも、決して侮れない存在だ。

 アジアエクスプレス産駒はこれまでJRA重賞に3頭が挑み、先週のアイビスSDのメディーヴァルの8着が最高着順。また、斎藤誠調教師と斎藤新騎手の父子タッグは、これまでJRAで33勝を挙げているが、重賞では8戦して20年葵Sのワンスカイの3着が最高着順となっている。ここで待望の重賞初制覇を期待したい。