『トゥインクルレース』が実施される大井競馬場(撮影:高橋正和)

写真拡大

 きょう、7月31日は、日本で初めてナイター競馬が始まった日。一般社団法人・日本記念日協会にも『トゥインクルレースの日』として登録されている。

 1980年代の大井競馬は売上の減少もあり、打開策としてナイター競馬の実施を検討していた。しかし、大きな壁となったのが、当時の競馬法に記されていた「競走は、日の出から日没までの間に行わなければならない」という規定。法改正を行わなければ、ナイター競馬の実施は不可能だったのだ。

 大井競馬はじめ地方競馬関係者が一体となり、関係省庁にナイター競馬の必要性を訴え続け、1985年7月に晴れて競馬法が改正。そこから1年後の1986年7月31日、日本で初めてのナイター競馬『トゥインクルレース』がスタートした。幕開け初日は約4万人のファンが来場。40年近くが経った現在では、デートコースとして人気を集めるまでになった。

 大井競馬から始まったナイター競馬の“光”は今や、北海道・門別の『グランシャリオナイター』から、九州・佐賀の『ほとめきナイター』まで、全国の地方競馬を照らす。カクテル光線のもとで競走馬が走る姿は、全国の競馬ファンにとって日常となり、きょうも多くの人々を魅了し続けている。