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珍車が1円スタート 結果は?

オークションハウス「BHオークション」は、「ヤフオク!」とコラボレーションし、希少価値の高い名車に特化した第16回「コレクションカーオークション」を開催。

【画像】70年代アメリカ感満載【ウィネベーコ・ブレーブ18の内外装を詳しく見る】 全34枚

今回のオークションは、和歌山県発の大人気アウトドアショップ「Orange」本店に展示されていた希少なヴィンテージカー全13台が出品された。


ウィネベーコ・ブレーブ18    BHオークション×ヤフオク!

スタート価格はすべて1円から。「誰もが参加できる」オークションとして開催された。

出品される個体は、「Orange」のYouTubeチャンネルや、各種イベントで話題となったカスタムトラック2台をはじめ、国内では極めて入手困難なアメリカ製のキャンピングバンなど、「Orange」代表池田道夫氏が長年かけて収集した珠玉のコレクションが揃う。

2023年1月22日に判明したオークション結果をそれぞれ紹介する。

「ウィネベーコ・ブレーブ18」のオークション結果

スタート価格:1円
落札価格:260万3000円(税込:286万3300円)
入札数:350

ウィネベーコ・ブレーブ18の詳細

本場アメリカでモーターハウスを製造し続ける老舗メーカー「ウィネベーゴ」。

この個体は同社が1973年に製造したクラシックキャンパーだ。


ウィネベーコ・ブレーブ18    BHオークション×ヤフオク!

グレードは当時の本格派キャンパーの中でも比較的コンパクトだった「ブレーブ18」。

5.21Lガソリンエンジンを搭載し、全長5690mm×全幅2490mm×全高3110mmの8ナンバー登録車。

運転が難しいといわれる大型のキャンピングカーの中では扱いやすく日本国内での使用も現実的なクラシックRVであるといえる。

外装は年季が入っているが、手は一切加えられておらずそのままの状態で輸入された個体となっている。

また、本国アメリカでもこの種のオールドキャンパーの個体数はかなり減少していることから、国内で手に入れるのが非常に難しい車両だ。

そしてこの個体で特筆すべきは内装。購入時からシートやカーペット、時計など小物類に至るまで、当時アメリカで使用されていた内装がそのままの状態で保存されている。

深みのあるカラーリングと角張ったボディからも時代を感じさせる車両だが、1度中に乗り込めばそこには70年代アメリカの世界が広がっている。

インテリアはブラウンを貴重に統一されており、木製の収納棚、カウチが備えられている。

またコップや食器類、バドミントンラケットなど生活感あふれる雑貨類も見つけることができた。これまでこのクルマを乗り継いできた人びとの旅の思い出を連想させその時代を追体験させてくれる楽しさがある。

設備に関しては、本格派キャンパーということでコンロシンクはもちろん、電子レンジやオーブンに冷蔵庫、シャワートイレまで備えており、まさにモーターホームといったところ。

また発電機も備えているため、電子機器やヒーターなどもエンジンを切ったまま使用できる。

ただ排水は汲み出し式を採用していることから、トイレなどを日本国内で使用するにはタンク式へとリノベーションする必要がある。

エンジンも問題なく動作することを確認しているという。名古屋のイベントに出展した際は、そのまま自走で参加したそうだ。

購入してからはセルモーターを交換するくらいで、大きなトラブルも起きていないとのこと。