写真・ロイター/アフロ

 2022年10月、440億ドル(約6兆4500億円)で、Twitterを買収した実業家のイーロン・マスク氏。

 マスク氏はさっそく、同社の経営陣の刷新などに踏み切っており、「従業員7500人のうち半数を解雇」したことが報じられるなど、その“大ナタ”に注目がされてきた。

 そんなマスク氏は、11月17日までに、Twitter社員に“ある決断”を迫ったという。

「CNNの報道によると、マスク氏は社員たちに、“長時間、猛烈に”働くことを指示するメールを送ったといいます。11月10日のTwitter社員向けのスピーチでは、『週80時間の労働に備えよ』と語った、という報道も。

 報道では、メールの指示について『11月17日17時までに賛同できなければ、3カ月の解雇手当とともに退社してもらう』と、締め切りのついた文面もあったといいます。

 マスク氏がつきつけた“究極の2択”に、「NO」を示した社員も多いようで、CNNは、同社のコミュニケーションツールには、退職の意を表す『敬礼』の絵文字が並んだと報じています」(週刊誌記者)

 目にもとまらぬ速さでリストラを進めていくマスク氏。制度上、“いきなりクビ”という世界とは程遠いが、日本でもその決断に、戦々恐々とする一般会社員の声があふれている。

《今後、イーロンマスクにあこがれちゃってるような管理職や社長が、リモートワークを禁じたり(註:マスク氏は社員のリモートワークを極端に嫌うことで知られている)激務を強要するようなことがないといいけどね》

《影響受ける上司多そうじゃない?イーロンマスクはこんなこと言ってるからお前らもって》

《これだけ働けないならやめてください、ってウチの会社で言ってる人いそうだなぁ》

 辞めていく人たちの「敬礼」の絵文字は、意味どおりに受け取れるものではなさそうだ。