コートを着る気温は何度から?時期に合った種類や選び方を解説

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コートは、気温差がある春や秋、本格的に寒くなる冬の防寒対策として役立つアイテムです。

しかし、外出する際に気温をチェックしてコートを選んだものの、思っていたより寒かった、暑かったという経験をしたことがある人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、コートを着る気温の目安や選び方、時期に合った種類について紹介します。

コートは何℃から着る?気温の目安を知ろう

コートを着始める気温の目安は、12℃以下だと言われています。

気温が12℃以下になる時期は地域によって異なりますが、秋のコートは10~11月中旬頃から、春のコートは3~4月頃から着始める人が多いです。

気温が12℃以下になると、日中でも風の強い日は体感温度が下がるため、温度調節ができるように薄手のコートがあると良いでしょう。

コートには種類がある!気温に合わせて使い分けよう

コートと一口に言っても、素材や厚さ、丈の長さなどによって、適した時期は異なります。

ここからは、どんな時期にどんなコートを着たら良いのか、気温別に使い分けたいコートの種類を紹介します。

気温8~11℃で着る春秋コート

気温が8~11℃になる10月中旬~11月下旬や、3~4月頃は、薄手の春秋用コートを着る人が増える時期です。

気温8~11℃で着る春秋コートとしては、以下のような種類が挙げられます。

種類 素材 特徴 トレンチコート 綿(コットン)ナイロンポリエステル など 2列に並んだダブルボタン、ウエストベルトなどが特徴的な薄手のコート裏地の取り外しによって温度調節できるタイプも人気 ステンカラーコート 綿(コットン)ナイロンポリエステル など 後ろ襟が高く、ボタンが隠れる比翼仕立ての薄手コート コーディガン 綿(コットン)ナイロンポリエステルウール など コートのような感覚で羽織れるカーディガンカーディガンよりも厚みがあるのが特徴

気温5~7℃で着る冬コート

気温が5~7℃くらいになるのは、11月末~12月中旬頃です。

冬の冷たい空気をひしひしと肌で感じるため、保温性の高い冬コートを羽織る人が増えてきます。また、ニット帽やマフラーなど、小物を使ったおしゃれも楽しめる時期です。

気温5~7℃で着る冬コートとしては、以下のような種類が挙げられます。

種類 素材 特徴 チェスターコート ウール など ジャケットの丈を長くしたようなフォーマルなデザイン、切れ目のある襟が特徴的なコートほど良い厚みがあり、スーツの上の羽織としても活躍する モッズコート 綿(コットン)ナイロン など アメリカの軍用コートが由来のミリタリーコートボアやファーの裏地が付いているものが多く、保温性が高い Pコート ウール など 幅の広い襟と2列に並んだダブルボタンが特徴厚手の生地で保温性が高く着崩れしにくい

気温5℃以下で着る防寒コート

気温が5℃以下になるのは、12月末から2月頃の時期です。寒さが厳しくなってくるため、防寒性に優れたコートを着用しましょう。

また、手袋やニット帽、耳当てなど、寒さ対策に適した小物を使うのもおすすめです。

気温5℃以下で着る防寒コートとしては、以下のような種類が挙げられます。

種類 素材 特徴 ダッフルコート ウール など フロント部分にトグル(留め具)が付いたデザインが特徴風を通しにくく保温性に優れている ダウンコート ナイロンポリエステル など ダウンやフェザーが生地に詰められており、軽量性や保温性、吸湿性に優れているシワになりにくい キルティングコート ナイロンポリエステル など キルト綿を詰めて縫い合わせたステッチが特徴柔らかく軽量で、保温性に優れている ムートンコート ムートン 内側にボアが付いた厚手のコート保温性や吸湿性に優れている

コートの選び方

続いては、コートを選ぶ際に押さえておきたいポイントをいくつか紹介します。

着脱のしやすさ

日によって気温差がある春や秋に着るコートは、着脱のしやすいものを選びましょう。

薄手のコートでシワになりにくいものや型崩れしにくいもの、軽量性に優れたものは、着脱後も持ち運びがしやすいのでおすすめです。

風を通さない

気温が高くても風が強い日は体感温度が下がり寒く感じることも多いため、防風性に優れているものや、風を通しにくいように工夫が施されたものを選ぶと暖かく過ごせます。

例えば、ハードシェルの素材のコートであれば防風性に優れているため、風よけとして役立ちます。しかし、保温性は備わっていないものが多いので、合わせるトップスを工夫しましょう。

裏地の素材

コートを選ぶときは、表地だけではなく、裏地の素材を確認することも大切です。

裏地として使用される素材としては、スーツの裏地によく使用されるキュプラやポリエステルなどが多いですが、なかにはブランドが独自開発した吸湿発熱素材や蓄熱性素材など、保温性に優れた素材が使われた裏地もあります。

裏地に保温性が備わっているとウェア内の熱を逃がしにくくしてくれるため、本格的に冷え込む冬は特にチェックしておきましょう。

ライナー付き

取り外し可能なボアやファーのライナー付きコートは、気温によって温度調節がしやすく、長いシーズン着用可能です。

ライナーとは、取り外しができる裏地のことで、コートではボアやファーなどが使用されているものが多くあります。

トレンチコートやステンカラーコート、モッズコートなどはライナー付きのタイプが多いため、秋から春まで着回しできるでしょう。

気温別のコート選びは人気ブランドをチェックしよう

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コートにはそれぞれ適した時期が異なるため、何着かそろえて、気温に合わせて使い分けるのがおすすめです。

また、気温別に適したコートを選ぶときは、機能性とデザイン性に優れたウェアを豊富に展開する人気ブランドをチェックしてみてはいかがでしょうか。

ここでは、気温別のコート選びにおすすめの人気スポーツブランドを紹介します。

DESCENTE(デサント)

デサントはスキーウェアをはじめ、野球やバレーボール、陸上競技など、さまざまなスポーツに適した機能性の高いウェアや小物を展開する日本のスポーツブランドです。

シンプルでスタイリッシュなデザインと優れた機能性が特徴で、幅広い世代から人気を集めています。

また、最近はスポーツウェアに限らず、ライフスタイルウェアにも力を入れているため、スポーツシーンやタウンユース、ビジネスシーンまで、幅広く着回せるウェアが欲しい人におすすめです。

例えば、「ステンカラーダウンコート」は、中綿にダウン90%、フェザー10%のダウンコートです。

軽量で保温性に優れているのはもちろん、はっ水加工が施されているため、雨や雪の日に着用するコートとしても活躍します。

襟付きでシンプルなデザインなので、ビジネスシーンのきれいめコーデにも合わせられるでしょう。

レディース向けのものも展開されているのでカップルでおそろいコーデも可能です。

また、ビジネスシーンで着るコートとしては、ゴアテックス素材が使われた「ゴアテックスステンカラーコート」がぴったりです。

耐久はっ水性に優れたメンズコートで、ブラックとベージュの2色展開となっており、すっきりとしたシルエットは、スーツやセットアップにも合わせやすいでしょう。

ほかにも、レディース用のビジネスコートとしては、「コート」がおすすめです。

ベルト付きのコートでブラックとカーキの2色展開のため、トレンチコートのような感覚でおしゃれな着こなしを楽しめます。

また、はっ水加工が施されているので、雨や雪の日にも着用可能です。

コートを着る目安は気温12℃以下!適した種類を選ぼう

コートを着る目安となるのは、秋は10~11月中旬頃から、春は3~4月頃からで、気温としては12℃以下が目安となるでしょう。

また、時期によって適したコートの種類は異なるため、春秋用、冬用、防寒用のコートを何着かそろえて、気温を確認しながら使い分けるのがおすすめです。

今回紹介した人気ブランドからは、機能性やデザイン性に優れたコートが多数販売されているので、気温に合わせてコートを選ぶ際はぜひ参考にしてみてください。

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