ZEPETOが発売した大正風の衣装(ZEPETOより)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫

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【ソウル聯合ニュース】韓国のインターネットサービス大手NAVER(ネイバー)が運営する仮想世界「メタバース」プラットフォーム「ZEPETO(ゼペット)」が、韓国が日本の植民地だった大正時代を連想させるデザインのアバター用衣装を販売し、インターネットユーザーから抗議が寄せられていることが17日、分かった。

 情報技術(IT)業界の関係者によると、ZEPETOは15日にプラットフォーム内のショップで大正時代を思わせる衣装を発売した。ユーザーはメタバースでの活動を通じて入手したコインでアイテムを購入することができる。

 ユーザーらは、韓国企業であるNAVERが開発したメタバースプラットフォームでこのような衣装が発売されるのは理解しがたいと指摘。ユーザーの一人は「非常に恥ずかしく胸の痛む歴史である日本の植民地時代が、ZEPETOにとっては金もうけの手段に過ぎなかった」と批判した。

 ネット上で抗議が相次ぐと、ZEPETOの韓国バージョンはこの衣装の販売を中止した。ただ、海外バージョンでは引き続き販売されている。

 NAVERの関係者は「日本支社がZ世代のユーザーが好むスタイルの衣装だとして発売したものだ」とし、「この衣装が大正時代を連想させるという一部ユーザーの意見があり、国内向けでは該当するコレクションを削除した」と説明した。