これでおいしさ長持ち!超手軽にできる肉の冷凍・解凍術5選

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特売の日のまとめ買いやコストコの大量パックなど、お買い得なお肉は、冷凍保存してしっかり使いまわしたいですよね。そんなときに役に立つ、おいしさキープと調理の時短を両立できる冷凍術をご紹介します。

ロングタイプのフリーザーバッグでひき肉冷凍

ひき肉は、解凍するときに使いたい分量を使えるよう、小分けにしてからというのは常識!?ですが、最近よく見る縦長のジップロックで冷凍したらもっと便利に!と目からウロコのアイデアです。

パスタなど、本来は長いものを入れるためのジッパー付き保存袋。100均などでも置いてあるところが多いですね。

この長い保存袋にひき肉を詰めていきます。詰め終わったら平に置いて、半分、3等分、4分割など、好みのサイズに上から折り目をつければOK。折り目は手だと温度が高くなるので、カチカチに凍った保冷剤などをナイフがわりに使うと良いようです。

折り畳んで冷凍庫へ。場所もとらずコンパクトに保存できるのが嬉しいですね。使うときは必要な分だけ袋から出して調理します。

(アイデア/funkyさん)

冷凍前の一手間でお肉をもっとおいしく♪

自分で冷凍したお肉はなんだかパサパサして、おいしくない気がする…。その原因は「冷凍焼け」なんだそう。あるひと手間を加えるだけで、この「冷凍焼け」を防ぎ、調理後のお肉がもっとおいしくなるのですが…?

まず一つ目は、水1ℓに対し砂糖1gを溶かした水に、冷凍前の肉を1分ほど漬けることです。砂糖は水と結合しやすいので、冷凍中の水分の蒸発を防いでくれます。その後すぐラップで包み、空気に触れないようにして冷凍庫へ。

さらにおいしくいただくなら、急速冷凍がおすすめです。冷凍庫の機能にそういったモードがない場合は、ラップした上から、冷気を伝えるスピードの速いアルミ箔で包んで冷凍すると◎!

(アイデア/くらしのマーケットさん)

劇的に旨くなるひと手間♪臭みを取るお肉の下処理と冷凍

冷凍しようと思っていたのにちょっと時間が経ってしまった…なんて、あるあるですよね。そんなときはお湯を使って臭みを抜いてから冷凍します。

消費期限まではまだ時間があるものの、かすかに臭みが出たり、ドリップが出ていて、このまま冷凍していいの?と迷うときは、45度〜47度のお湯をさっとかけて洗い、ザル→キッチンペーパーで水気を切ります。

その後、広げてラップで包み、ステンレストレーなどにはさんで急速冷凍すれば、味の劣化も防ぐことができます。

※とはいえ、日数が経って傷んでいそうな肉類は、あきらめて処分しましょうね。

(アイデア/288Melonnn🍈さん)

冷凍肉を今すぐ使いたい!美味しいまま素早く【解凍】する技

せっかく丁寧に冷凍したお肉、解凍するときもおいしさキープに注意したいもの。この塩を入れたお湯で解凍する方法は、プロも納得の方法だそう。調理後の食感の違いに驚きます。

写真の豚肉は350g。46度くらいのお湯1ℓに、塩大さじ1を混ぜてボールに入れ、次に肉を入れたら1分待ちます。途中肉がほぐれてきたら、なるべく小さいかたまりになるよう手で分割して。肉の量が多い場合はお湯と塩を増やします。

肉の中心部がややシャリっとした状態がいちばん良い出来上がり。ざるで水を切って調理に使います。ドリップも出ず、自然解凍に比べるとジューシーで旨みが逃げにくい解凍法です。

(アイデア/288Melonnn🍈さん)

一手間加えるだけ!!お肉を美味しく、長期保存する方法!!

肉を冷凍する前は、やはり一手間かけることがあとでおいしくいただくための大事なプロセス。肉の種類によって、水気を切ったり下味をつけたりして、上手に使い切りましょう。

冷蔵保存の場合も同じですが、牛肉は、買ってきたら表面についている水分をキッチンペーパーなどで拭き取っておくと、独特の臭みも消えておいしくいただけます。冷凍の場合はこのあとラップで包み、ジッパー付き保存袋に入れて冷凍庫へ。

豚肉の薄切りなどの場合は、牛肉と同じく水気を拭き取ってラップで包んだ後、金属製のトレイなどにのせて冷凍庫へ。おいしさを逃がさないコツは、この急速冷凍です。

牛、豚、鶏と、家庭でよく使う肉のうち、いちばん傷みやすいのが鶏肉。鶏肉を冷凍する場合は、あらかじめ下味をつけておくと、味がしみこみやすく、使うときも時短になります。

(アイデア/のぶりんさん)

 

本当に忙しいときって、冷凍するのも解凍するのもめんどくさい!という気持ち、わかります。でも節約にも時短にもなって、よりおいしくお肉が食べられるとなれば、ちょっと頑張ってみる価値アリですよね。お買い得なお肉を上手く冷凍保存して、食べたいときに思う存分モリモリいただきましょう♪

まとめ/伊波裕子