地元グルメライター推薦! 福岡が誇る魅惑の丼もの6選
天丼、かつ丼、親子丼、贅沢牛丼にド迫力の海鮮丼まで、コスパもビジュアルも最強クラス! ランチやテイクアウト利用もできる、福岡県で人気の絶品丼を地元グルメライターがご紹介。
あなたのハートをわし掴み! 珠玉の丼
熱々ご飯の上に、鮮魚やお肉、時には卵もとろ〜りのせて……。無限の可能性と魅力を秘めた丼は、さながら小宇宙のよう。1杯1,080円の驚愕コスパ海鮮丼や、海老天がタワーの如くそびえ立つ天丼など。心もお腹も満たしてくれる、珠玉の丼を紹介します。
1. 照りってり、とろっとろの誘惑|新三浦 天神店
1910(明治43)年創業の歴史ある“鶏の水だき”専門店「新三浦」。その2号店である天神店には、1人用の水だきセットや丼などの気軽に味わえるランチメニューが充実しています。丼や水だきには厳選した九州産の若鶏を使用。とろとろの玉子の上に甘辛いタレを絡めた焼鳥をのせ、卵黄を落とした「照り焼き玉子丼」1,100円は、味わいもビジュアルも満点です!
大人気の「親子丼」920円は、自慢の鶏ダシが味の決め手。こちらも黄身を割って、とろ〜り絡めながら味わいます。口いっぱいに広がる鶏の旨みと、プリプリした食感が格別です。丼ものには、水だきの鶏スープが付いてくるのもうれしいポイント。
同店では、濃厚な白濁スープを言い表すために「水炊き(みずたき)」ではなく「水だき」と呼んでいます。鶏ガラを10時間以上炊き、余分な脂やアクを丁寧に取った鶏スープは、濃厚な旨みがありながらも飲み口はあっさり。じんわりと広がる奥深い味わいが自慢です。名物の水だきをランチで味わうなら、1人前の水だきに2種の小鉢などが付く「水だき小鉢定食」2,100円をぜひ!
天神ビル地下1階の「天神よかまち地下商店街」内にあり、アクセスも良好。現在は「親子丼」750円や「照り焼き玉子丼」850円といった丼もののテイクアウトや「鶏の水炊き」2人前4,320円などのお取り寄せもあります。
<店舗情報>
◆新三浦 天神店
住所 : 福岡県福岡市中央区天神2-12-1 天神ビル B1F
TEL : 050-5868-4646
2. そそり立つ海老天タワー|手打ちそば 不老庵
「日本の名水百選」に選出された「不老水」が、敷地内に湧いていることでも知られる神社・香椎宮。「不老庵」は、そんな香椎宮の近くにある手打ちそばの店です。国産の早刈りのそばの実を自家製粉し手打ちする十割そばは、一年中新そばのような色や香りを楽しめると評判。そして、そんなそばと共に味わいたいのが「天丼」1,300円です。
タワーのように盛り付けられた5本の海老天や野菜天にあっと驚きます! ゴマ油でカラッと揚げられた衣は軽やかで、風味の良い天つゆが食欲をそそります。平日には、せいろうorかけそばにミニ天丼が付いた「ミニ天丼セット」1,300円も登場。
つなぎを一切使用せずに手打ちした十割そばは、十割とは思えないほどツヤがあり、のご越しの良さも抜群です。鹿児島県枕崎産の本枯節のダシと、熟成させたかえし(調味料)を合わせたそばつゆも実に美味。スルスルッとそばをすすり、天丼をかき込めば、お腹も心も満たされます。
温かいそばであれば、叩いた枝豆と山芋のとろろを合わせた「ずんだそば」1,050円もおすすめ。開店前から行列ができるほどの人気店なので、早めの来店が吉です。
<店舗情報>
◆手打ちそば 不老庵
住所 : 福岡県福岡市東区香椎4-13-14
TEL : 092-672-2611
3. どんぶりアドベンチャー! ポセイ丼|博多炉端 魚男
長浜や姪浜から直送される鮮魚や、契約農家から届く産直野菜を使った料理が評判の「博多炉端 魚男(フィッシュマン)」。こちらで話題なのが、原価率100%超えの大サービスメニュー「魚男のポセイ丼」1,080円です。ご飯が見えないほど豪快に盛り付けられているのはカニ、サザエ、イカ、イクラ、ウニ、海老……。
さらにはカニの下にも、タイやカツオ、サーモンなどの刺し身がぎっしり。これほどに新鮮なネタが詰まって一杯1,080円とは、コストパフォーマンス高すぎます! こちらの「ポセイ丼」は10食限定のため、開店前から並び食券をゲットするのが基本。提供は期間限定で、終了日は未定のため、同店のSNSなどで最新情報をチェックして出かけてみてくださいね。
また、残念ながら「ポセイ丼」をゲットできなかった場合もご心配なく。同店には「まぐろのレアトロハンバーグ定食」1,000円や、鮮魚を使った定食が780円から勢ぞろい。現在はお弁当のデリバリーやテイクアウト、WEB通販も行っているようなので、要チェックです!
<店舗情報>
◆博多炉端 魚男
住所 : 福岡県福岡市中央区今泉1-4-23
TEL : 092-717-3571
4. “厚くて濃いめ”がグッとくる|狐狸庵
1978(昭和53)年創業、九州自動車道太宰府インターそばに店を構える老舗うどん店「狐狸庵(こりあん)」。うどんのおいしさもさることながら、客の9割以上が注文する名物といえば、この“黒い”「カツ丼」900円です。ご飯の上にドドンとのせられたとんかつは分厚く弾力があり、食べごたえ満点!
味付けは通常のかつ丼よりも濃い目で、食べるほどクセになる魅惑の一杯。ダシ醤油で飴色になるまで煮込まれたタマネギ、半熟玉子も絶妙に合わさります。かつ丼はご飯の量を指定でき、大盛りは無料(減量しても価格は同一)。しかしながら、普通盛りでもなかなかにボリュームがあるため、欲張りすぎは禁物です。
かつ丼をはじめとした丼ものはテイクアウトも可能。店内にはカウンター、テーブル、小上がり席があり、店の前には30台ほどの駐車場も完備されています。平日でも行列ができるほどの人気店なので、時間に余裕を持って出かけるといいですよ。
<店舗情報>
◆狐狸庵
住所 : 福岡県大野城市御笠川3丁目9-6
TEL : 092-503-1202
5. 玉子の布団に包まれた、海老天3姉妹|飛うめ
トロリとした半熟玉子の布団に包まれて、海老天たちもスヤスヤと気持ち良さそう……に見えるこちらの「天とじ丼」1,180円。1947(昭和22)年創業の老舗そば店「飛うめ」の名物メニューです。ザブンとタレにくぐらせた海老天は甘く香ばしく、ブリンッと弾ける食感。そこへ風味の良い丼ダレと半熟玉子が絡めば、あまりのおいしさに声を上げてしまいそう。
そして、天とじ丼と双璧をなすもう一つの名物も忘れてはいけません。九州のブランド鶏「華味鳥」をやや細めに切り、とろっと玉子で閉じた「親子丼」800円です。スルスルと喉へ落ちていく半熟玉子、立ち上る鶏の旨みと丼ダレの甘みがたまりません。梅干しと奈良漬けが付いてくるのも「飛うめ」流。丼もの単品で注文する場合は、50円で吸い物を付けるのがおすすめ。
もちろん、しなやかなのど越しのそばも丼ものに負けないおいしさ。「ざる」690円のほか「かしわ」750円や、かしわを玉子で閉じた「親子」800円もファンの多い一杯です。天神のど真ん中に位置する新天町商店街内で、何世代にも渡り愛され続けている「飛うめ」。これを食べずして、福岡の丼は語れません!
<店舗情報>
◆飛うめ
住所 : 福岡県福岡市中央区天神2-7-141
TEL : 092-741-1274
6. こんな牛丼はじめて…!? |博多炊き餃子 池ぽん
今や博多名物の一つとなった「炊き餃子」発祥の店「池田商店」。その系列店として、自慢の「炊き餃子」を店名に掲げる同店ですが……、ランチ限定の牛丼もすごいんです! 一般的な牛丼とは味もビジュアルも異なるこの一杯。サッと火を通した大判の牛肩ロース肉は、とっても柔らかく口いっぱいに旨みが溢れます。
すき焼き風の味付けで、ワサビのアクセントも絶妙。生卵は溶いてすき焼きのように絡めて食べるも良し、ご飯全体にかけて一体感を楽しむも良し! 牛丼は通常サイズが800円で、牛1.5倍が1,000円、2倍が1,200円となっています。
また、牛丼に「半ちゃんぽん」+500円を付けることも可能。アツアツの鉄鍋に入って登場する「池ちゃんぽん」800円は、牛丼同様に「池ぽん」限定のランチメニュ−です。ハーフサイズでも野菜たっぷりボリューム満点で、素材の旨みが溶け出した醤油ベースのスープも美味。もっちりジューシーな炊き餃子も2個入っており、大満足です。
ビルの地下にある店舗はモダンな雰囲気。博多駅の筑紫口から徒歩2分というアクセスの良さも魅力です。テーブル席のほか、カウンター席もあるので一人でも気軽に立ち寄れます。
<店舗情報>
◆博多炊き餃子 池ぽん
住所 : 福岡県福岡市博多区博多駅東2-2-2 博多東ハニービル B1F
TEL : 092-472-1433
教えてくれた人
森 絵里花
福岡生まれ博多湾育ち。地元タウン誌やグルメ情報誌、料理専門誌、WEBマガジンなどを中心に活動。ランチ、カフェ、星付き店から路地裏の酒場まで、オールマイティに楽しむ呑み食い道楽 兼 グルメライター。
※価格はすべて税込です。
※「食べログ」に掲載されている情報をもとに、料理名・金額を掲載しております。最新の情報はお店の方にご確認ください。
※時節柄、営業時間やメニュー等の内容に変更が生じる可能性があるため、お店のSNS やホームページ等で事前にご確認をお願いします。
※新型コロナウイルス感染拡大を受けて、一部地域で飲食店に営業自粛・時間短縮要請がでています。各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いします。
文:森 絵里花、食べログマガジン編集部
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