熊田曜子、DV逮捕の夫が告発した「不倫疑惑」を事務所総出で“火消し”に走る事情
《本人同士にしかわからないにせよ、でも暴力は絶対にダメなことなので、それが本人が離婚を決意した大きなきっかけになったと思う》
《熊田が前を向いて頑張っていけるような、早くきれいに、お互い納得できるような解決になればいいなと思います》
6月1日、『ゴゴスマ〜GOGO! Smile!』(TBS系)に出演した鈴木紗理奈は、番組で特集された熊田曜子の離婚問題について“後輩”を気遣うコメントに終始。2人は同じ芸能事務所の先輩後輩の関係にある。
熊田が会社経営者のA氏と“授かり婚”をしたのが2012年4月のこと。2015年に第2子、2018年には第3子が誕生し、夫婦生活はうまくいっていると思われた。しかし、5月18日にA氏が彼女に暴力を振るったとして逮捕されたのだ。
「今なお、熊田がDVの被害届を取り下げていないことから相当に“根深い”ことは推測できます。以前より、自身のインスタで“用意していた夕食を食べてくれない”などと夫への不満をぶちまけていたこともあり、世間は“ひどい”“かわいそう”と彼女への同情一色でした」(スポーツ紙記者)
ところが、逮捕から約2週間後の5月31日、『Smart FLASH』が配信したウェブニュースで“風向き”が変わる。《熊田曜子、“DV逮捕”夫は事件当日に「不倫疑惑」を突きつけていた!》と、あろうことか、熊田の不倫疑惑を報じたのだ。
「Aさんの“長年の友人”によると、熊田の不倫を疑い始めたAさんが自宅内の様子を録音すると、友人らしき人物と電話でやり取りをする妻の声が残っていたというのです。それは“(A氏からの追及に)ヤッバと思って”“証拠は絶対掴んでない”“世間にバレたら終わる”などと、何かを隠している彼女の様子だったと。
そして、Aさんが不倫を問いただそうとするうちに熊田に手が当たってしまい、それが暴行行為として通報された、というのが逮捕の真相だと訴えています」(前出・スポーツ紙記者)
記事によるとA氏は離婚裁判に備えて弁護士を雇い、また警察からの取り調べでは“妻の不倫疑惑”についても供述しているという。
不倫は「全くの事実無根」
一方の熊田側は不倫疑惑を「全くの事実無根」と完全否定。彼女もまた暴行を受けた際のA氏の発言を録音しているとして、“夫から不倫の有無を追求された事実はない”と双方の主張は食い違っている。そして『FLASH』の“告発”が出された直後、所属事務所を通じて正式にコメントを発表したのだ。
《私が夫から暴行を受けたこと、身の危険を感じた私が警察に連絡したこと、駆けつけてくださった警察官に夫が逮捕されたこと、私がこの件について被害届を提出したことなどはすべて事実です》
さらにA氏からのDVは初めてのことではないとして、《夫が帰宅する時間が近づくと恐怖を感じるように》と過去にも同様の行為があったことを明かした熊田。そして離婚の決意に至ったことを綴った。
ところが、冒頭の『ゴゴスマ』をはじめ、各局の情報番組やワイドショーで熊田のコメントをもとに離婚騒動をこぞって取り上げたのだが、A氏によるDVやモラハラ被害について議論するも、熊田の不倫疑惑にはいっさい触れていない。
唯一、『バイキングMORE』(フジテレビ系)のMCを務める坂上忍が《旦那さんの言い分が出てきていない中で、片側(熊田側)だけの意見に乗っかるっていうことはできない》と、どこか物申したげな表情を浮かべていた。
「このような騒動を扱う際、まず事実確認をするのが当然です」とは芸能ジャーナリストの佐々木博之氏。
「記事を読む限りは、あくまでも不倫“疑惑”であって現場写真などを掲載しているわけではありません。Aさん側の証言のみで構成されており、今のところは“熊田さんが不倫をしていた”という確たる証拠はないように見えます。よって所属事務所が“事実無根”と言うのであれば、番組としても放送するわけにはいかなくなります。
ただ、彼が録音したという、熊田さんの“世間にバレたら終わる”という音声データの存在は気になります。もしもAさんがさらなる“証拠”を掴んでいて、今後、それを公開するようなことがあれば各局が取り扱うことになるのではないでしょうか」
現状では、各局が様子見しているようだが、熊田の“潔白”を証明すべく事務所が奔走したという見向きもある。
「(鈴木)紗理奈が『ゴゴスマ』で後輩を擁護したように、どうも事務所社長をはじめとした幹部が、各局に“熊田の不倫は一切ない”と懸命に説いて回ったと聞きました。
まさに“事務所総出”ですよ(苦笑)。今の芸能界で不倫イメージがつくのは致命的。降りかかる火の粉は払わねばならないのは当然のことで、彼らにしてみれば“熊田まで失うわけにはいかない”」(芸能プロ・チーフマネージャー)
女性タレントが強制わいせつ
熊田が所属する『アーティストハウス・ピラミッド』は、鈴木紗理奈や熊切あさ美らグラビアを主戦場としていた女性タレントが名を連ねる。本来なら、多くのバラエティー番組で活躍してきた安田美沙子も所属しているはずなのだが、彼女のプロフィールはない。代わりに公式HPのトップに《誠に遺憾ではありますが、安田美沙子とは現在訴訟が係属中でありますので、弊社のホームページから安田の肖像やリンクを仮に削除させて頂きました》との穏やかでない文言が。
昨年3月にデザイナー夫の2度目の不倫が報じられた安田だが、同時期に自身のインスタグラムで契約期間満了に伴う「事務所退社」の報告もしていた。ところが、これが“円満”ではなかった。
「なんでも安田さんが要求したギャラが、事務所として受け入れられる額面ではなかったと。すると彼女は弁護士を立てて一方的に契約を終了させ、“双方合意のもと”を主張する事務所との話し合いは平行線を辿り、裁判にまで発展したようです。彼女は稼げるタレントの1人でしたから、事務所としても取り扱いには困っているのでしょう」(情報番組ディレクター)
ほかにも順調に芸能界で知名度を上げてきた人気モデルもトラブルを起こしてしまった。『JJ』専属モデルも務めたラブリが、同じく昨年3月に強制わいせつの疑いで類送検されていたことを、今年1月発売の『週刊文春』が報じたのだ。知人ら5人と和歌山県白浜町に旅行に行った際に、ラブリが就寝していた20代女性に対して強引に関係を迫ったというもの。
「彼女の弁護士は“犯罪行為はなかった”とするも、以後はフォロワー約50万人のインスタグラムもストーリーズの更新を数回のみ行っただけで、“インフルエンサー”としての立場を失いつつあります。
これ以上タレントを失えば事務所経営に大きな支障をきたすでしょうし、また熊田も離婚後はシングルマザーとして3人の子どもを育てていく予定。裁判になればAさんは熊田の“不倫”を訴えてくるでしょうが、本当に“事実無根”ならば堂々と疑惑を晴らせばいいだけ。今後の動向に注目したいですね」(前出・情報番組ディレクター)
6月2日、熊田は自身のYouTubeチャンネルにて、銀座のクラブママを体験する動画をアップして《ぐいぐい行くんで》と、気持ちを新たに仕事をする姿を公開。芸能界で約20年間も生き抜いてきただけに、メンタルに不安はなさそうだ。