眠れないとき、ついついしてしまう「寝酒」 健康に問題ない?
皆様は眠れないとき、どうしますか?
少なからず寝酒をしてしまう方や、寝酒が習慣になっている方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。
しかし寝酒って健康によくないんです。
最初は、寝つきがよく感じたとしても、アルコールは覚醒作用をもたらすため、途中で目が覚めやすく、利尿作用もあいまって睡眠が分断されてしまいます。
アルコールには、眠りの後半の睡眠を浅くする作用もあるので、睡眠は量・質ともに低下していきます。
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寝酒をするとアルコールに耐性ができ、いつもと同じ量では眠れなくなり、眠るために、飲酒量が増えるという悪循環にもなりかねません。
そして注意をしたいのが晩酌をしているつもりが、寝酒になってはいないですか?
そもそも晩酌と寝酒は何が違うのか。
晩酌は就寝の3〜4時間前に終える必要があります。
お酒好きの私はこのことを知って大変なショックを受けました。
それにしても日本人は寝酒が諦めきれない人種のようです。
世界の先進国10ヵ国の「眠れないときにどうするか」という調査を行った結果で、日本人は眠れなくても「医者には相談したくない」「カフェインを控える工夫もしない」「やるのは寝酒」と、日本人の睡眠軽視も、今後の課題となりそうです。
それではお酒とどう付き合っていけばいいのでしょうか?
アルコール処理能力には個人差がありますが、ビール中瓶1本飲んだだけで、体重60キロの人では体内からアルコールが消えるまでに約4時間かかります。
眠るための飲酒は避け、適量を3〜4時間前までを目安に楽しみましょう。
【お酒の適量の目安は下記いずれか1つ】
ウイスキー(シングル2杯)
日本酒(1合)
瓶ビール(中瓶1本)
焼酎(1/2合)
睡眠やアルコールは生活習慣病に密接な関係があるため、睡眠の質を高めることや、アルコールを適量で楽しむことは、生活習慣病を改善するために大切なことといえるでしょう。
[文:銀座血液検査ラボ -ketsuken-]
※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。