吉田麻也

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3月24日、吉田麻也が試合前日記者会見で韓国戦に向け闘志を剥き出しにした。

「日本代表で戦う以上、最も大切な試合だと思います。もちろんどの試合も代表戦というのは大切ですが、それくらい韓国代表と戦うのは大切なことで、絶対に勝たなければいけない試合になるんじゃないかと思っていますし、韓国も同じように思っていると思います」

「10年ぶりの試合(※)ということで、前回のメンバーを見ると(DFでは)僕が一番若くて、僕より年下の選手は(韓国代表と戦うのが)今回が初めてだと思うので、練習からいかにこの対戦が日本代表にとって大切なものかというのを伝えていかなきゃいけないと思いますし、何よりプレーで示していきたいと思います」

吉田は個人的に「負けたくない」と強く思うようになったのは、オーバーエイジ枠で出場した2012年8月10日のロンドン五輪3位決定戦だという。勝てば1968年メキシコ五輪以来の銅メダルだったが、韓国に0-2と敗れた。

「歴史的にスポーツ的にライバル国ですし、個人的なことをいえば韓国にロンドン五輪で負けたときは、もう2度と韓国に負けたくないと思いました」

「札幌の試合(※)は、正直あの時は僕も若くて、香川真司選手に勝たせてもらような試合で、僕は地に足が付いていなかった気がします」

「今回はそこから10年経って、ずっと韓国と試合をするのを楽しみにしてたんで、個人的にはものすごく大切な一戦になると思ってます」

※親善試合として。札幌で開催された2011年8月10日、3-0で日本が勝利


【取材・文:森雅史/日本蹴球合同会社】