根強い人気「レトロな車」 ついにSUVのレトロ車も登場! 私たちの心を掴む魅力

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新型「フェアレディZ」もレトロ調デザインに?

 クルマのデザインにはさまざまなものがありますが、レトロ調のカーデザインは、新車・カスタムカー問わず人気となります。

ミツオカ新型「バディ」(画像:ミツオカ公式ウェブサイトより引用)

 メーカーがレトロ調なデザインのクルマを発売した例としては、2020年秋に初のフルモデルチェンジを控えるホンダ「N-ONE」や、「ホンダe」、ダイハツ「ムーヴキャンバス」、スズキ「ラパン」などが挙げられるでしょう。

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 こうしたクルマの多くは、ただレトロ調なだけでない、現代風なテイストもあるデザインに仕立てられていて、現行モデルであることがひと目でわかりつつ、懐かしさを感じさせます。

 2020年9月に公開された新型「フェアレディZ」の外観も、S30型フェアレディZやZ32型フェアレディZのモチーフが取り入れられているといわれますが、古臭さを一切感じさせないスポーツカーに仕上げられました。

 標準仕様のボディを丸いヘッドライトやメッキ加飾などで演出することで、レトロ調/クラシックカー風な外観に仕立てた仕様をメーカーが発売することもあります。

 この場合、ボディ全体のシルエットは変わらないものの、ひとつの車種のなかで幅広い世界観を演出しているのが特徴です。

 現行モデルではダイハツ「コペン」に設定されたグレード「セロ」が挙げられ、ツリ目でスポーティな外観となった「ローブ」「エクスプレイ」「GRスポーツ」の3グレードとは対照的に、丸目のヘッドライトは柔らかく親しみやすい雰囲気を演出します。

 以前は軽自動車を中心に、標準仕様にライトの変更とメッキパーツの装着をしたレトロ調仕様が多数存在。ダイハツ「ミラ」をベースにした「ミラジーノ」は、よく知られている存在です。

 一方、メーカーによる架装の変更ではなく、カスタムを得意とする会社によるカスタムカーのバリエーションとしても、レトロ調デザインは人気があります。

 2020年10月29日に初のSUV「バディ」を公式ウェブサイト上で公開した光岡は、富山県に工場を構え、職人が1台1台手作りで生産。

 多くのモデルはメッキパーツで加飾されているほか、フロントやリアには独自デザインが与えられていて、ロングセラーの「ビュート」や、2シーターオープンの「ヒミコ」など、常時複数のモデルがラインナップされています。

 また、パーツメーカーのダムドは、2020年1月の東京オートサロン2020で、ホンダの軽自動車「N-VAN」をレトロ調に変身させるボディキットを公開して話題となりました。

 それではここでクイズです。

 スバルはかつて軽自動車「ヴィヴィオ」をベースとして、レトロ調デザインを採用した派生車「ヴィヴィオ●●●」を1995年に発売しました。●●●の部分に入るサブネームは、いったいどれでしょうか。

【1】ネスタ

【2】クラシック

【3】レトロ

【4】ビストロ

※ ※ ※

 正解は【4】の「ヴィヴィオビストロ」です。

 ヴィヴィオビストロは、ヴィヴィオのなかでも人気の高いモデルで、グリルの意匠違いのモデルや、専用カラーリングに装備が充実した特別仕様車も設定されました。

 バリエーションも豊富で、クラシカルなデザインを残したままスーパーチャージャーを装着して64馬力を発揮するスポーツモデル「ヴィヴィオ ビストロ・スポーツ」など、個性の強い仕様も登場しています。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定