サクッと寿司でもつまみたいけど、今から誰かと時間調整するのもな…という時、一人でも寄れる店があればいいのに…。そんなあなたに朗報だ。

買い物の途中、映画の帰り、おひとりさまでも気軽につまめる、ちょうどいい寿司店があるのだ。

好きなネタを3,4貫ぱっとつまむのでもOKという店が2020年9月に誕生!『鮨〇△(すしまるさんかく)』の魅力を紹介しよう。



普段は感染予防のシートがカウンターと板場の間にかかり、入口も広く開き常時換気されている
一貫でもOK!気軽に立ち寄れるのが嬉しい
立ち食いスタイルの鮨屋が誕生

「今夜は鮨が食べたいけれど、コースでゆっくり食べる時間はないし、そもそも今から予約をとるのは無理そう…。」

そんな夜にこそ訪れたいのが、2020年9月に誕生した『鮨〇△』。

立ち食いスタイルで、なんと鮨一貫からでもオーダー可能。コバラがすく時間に、3,4貫さっとつまんで帰る粋な客もいるという。

つまみを数品頼んで〆に鮨という使い方でもOKゆえ、自分好みに鮨を楽しめてしまうのだ。



「中トロ」(600円)
本格的な鮨でありながら“気軽”
好きな握りを好きな量でパッと味わえる

2011年から同じ場所で『鮨〇×』として営業していた同店。大将の杉浦氏が「自分が行きたい鮨屋」を考えた時、この“おこのみ立ち食いスタイル”に行き着き、リニューアルに踏み切ったのだ。

“立ち食い”とつく店の多くは“安さ”を売りにしている場所が多いが、この店は満足度が違う。

大将の多彩な経験から生み出されるつまみや、本格的な江戸前鮨をしっかりと味わえるが、誰もが望む「美味しいものを気軽に楽しみたい」という願いを叶えてくれる場所なのだ。



「うに」(800円)。しっかりと味を見てから仕入れるうには大将自慢の一貫
うにもまぐろも好きなタイミングで…
贅沢すぎる鮨の楽しみ方がここならできる

最高にお腹が空いているタイミングで味わう一貫目には、やはり自分が一番食べたいネタがいい。

最初から「うに」や「生いくら」、「中トロ」など自由にオーダーしていき、満足したところでパッとお勘定…。なんと粋な鮨の楽しみ方だろう。

寿司ネタも多彩。皮目をサッと炙って供される「カマス」や、生姜、ネギなどの薬味と共に味わう旬の一貫「秋刀魚」など、この時期だからこそ味わうべきネタだけを楽しむのもいい。



「秋刀魚」(350円)



「カマス」(250円)



この時期旬を迎える「生いくら」(500円)



シャリとネタの間に大葉を潜ませた「白イカ」(250円)


豊富なつまみが揃っているため、飲んだ〆でちょっと握りというスタイルでもOK



「蛸の柔らかな煮」(700円)には、この日旬の味わい「揚げ銀杏」が添えられた
酒好きにはありがたいつまみの豊富さ

握りの他にも常時6〜7品ほどのおつまみが用意されているのも、お酒好きには嬉しい。

丁寧に下処理を施し、煮る、蒸すなどの工程を経て極上の柔らかさに仕上げられた「蛸の柔らか煮」や、桜チップで燻製した帆立を、自家製の芥子黄味酢で味わう「帆立燻製 芥子黄味酢」など、お酒の進む料理が揃う。



「帆立燻製 芥子黄味酢」(600円)

おつまみの中には大将が食べ歩くなかで出会った美味しい料理のエッセンスを取り入れた料理もあり、訪れる度に新しい味わいに出会えるのも嬉しい。

出汁醤油に酢を入れ、オリーブオイルと黒胡椒で風味付けしたソースで味わう「揚げハモ」もそんな料理のひとつだ。



「揚げハモ」(700円)



お酒は日本ワインを中心に用意。グラス(800円〜)



「厚焼玉子」(200円)
特徴的な厚焼玉子や季節のデザートで締めくくり

〆には、穴子のすり身を入れて焼いた「厚焼玉子」がおすすめ。

甘めに仕上げられているが、しっかりと穴子の味も感じることができ、ふんわりと柔らかい。

また食事のラストをさっぱりと締めたい人には、大将手作りの「マスカットと山椒のソルベ」など季節のデザートも用意されている。



立ち食いスタイルとは言え、希望があれば座席も用意してくれるのも嬉しい配慮
パッとつまむのもよし、腰をすえるものよし
一人で鮨をつまめる大人の夜を

江戸時代のファストフードだった寿司が、現代ではこんな形で生き継いでいるのかもしれない。

とはいえ、ゆっくり座って食事したい方には、椅子も用意されているので気軽にお願いしてみよう。

この秋は、ふらっと立ち寄り、鮨をつまみに一杯なんて小粋な夜を『鮨〇△』で満喫してみてはいかがだろう。