GWの「5日×1日30分」で部屋スッキリ片づけ術

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ゴールデンウィークを利用して散らかった部屋をスッキリ片付けてみませんか?(写真:ura /PIXTA)

新型コロナウイルスの影響もあり、今年のゴールデンウィークはご自宅で過ごされる方が多いのではないでしょうか。在宅勤務が続くと、部屋で過ごす時間が長くなり、なんとなく部屋の荷物が気になり始めているのではと思います。ゴールデンウィークを利用して、毎日30分、お家を片づけてみませんか?

1日30分×5日間で、お部屋が劇的にスッキリする片づけ術をご紹介します。

STEP1:まずは写真を撮影する
STEP2:カメラフォルダで俯瞰
STEP3:とにかく箱に詰める
STEP4:分類しながら箱から出し、床に広げる
STEP5:よく使うモノから、ハンディーゾーンにあてはめる

事前準備

片づけを始める前にこの3つを準備しましょう。

1.120cmサイズの箱
2.ゴミ袋
3.スマホ

120cmの箱は、サイズ的にはこの写真くらいです(写真は無印良品のソフトボックス)。一般的な引っ越しダンボールMサイズくらいです。箱がなければ、洗濯カゴやクリーニングバッグでも構いません。


(左)箱のイメージ、(右)これらのグッズもあると便利です(筆者撮影)

よりスッキリとした仕上がりを目指すのであれば、軍手・ジッパー付きの袋・ラベルシール・モビロンゴム・カゴ・収納ケース・ビニールシートもあると便利です。

1日30分、5日間の片づけスケジュールはこちらです。

1日目:スマホで、家中のモノの写真を撮りきる(カメラフォルダから、散らかりが目立つ箇所を俯瞰)
2日目:散らかり箇所1
3日目:散らかり箇所2
4日目:散らかり箇所3
5日目:散らかり箇所4

大切なのは、のめり込んで一気にやりすぎず、毎日少しずつ取り組むことです。「毎朝9時は、片づけの時間」と時間を決めると、5日間うまく取り組めます。片づけが終わったら動画を見る!など、ご褒美を決めて取り組んだり、友人とLINEグループを作ったりして報告するのもいいですね。5日間のスケジュールを1日目から見てみましょう。

1日目

まずは写真を撮影する

片づけはむやみに手をつけず、まずは全体像を見積もることが大切です。

・片づけるべきモノの総量はどのくらいあるのか?
・それらにどの順番で手をつければいいのか?
・どのくらい時間がかかるのか?

を、ざっくりと把握していきましょう。

まず、片づけるべきモノの総量を見積もるために行うのが、「写真撮影」です。


1点1点モノが見える近さで撮影するのがコツ(筆者撮影)

注意したいのが、「部屋全体を1枚に収める」のではなくて、1点1点のモノが見える近さで撮影することです。写真を撮るときはモノを動かさず、ありのままを撮影しましょう。

カメラフォルダで俯瞰

写真を撮り終えたら、片づける順番を決めていきます。

カメラロールを見返して、

・散らかっていて目立っている
・なぜこの場所に置いてあるのかわからない
・今年1回も触ってない……

など、危機感を感じた写真を、上位4枚選びましょう。

写真を選び終わったところで、1日目は終了です! 明日からの4日間で、1枚ずつ、さばいていきましょう。

無心で箱に詰める

用意した120cmサイズの箱を持って、1日目に選んだ写真の場所に行きましょう。ごちゃごちゃとしているモノを、とりあえず箱に詰めます。


まずは無心で箱詰めをする(筆者撮影)

この場で整理をせず、まずは無心で詰めてください。洋服や本など、同じカテゴリのモノを一緒に詰めていきます。

120cmサイズの箱に詰めた意義としては、時間配分がとてもわかりやすいことです。

120cmサイズの箱1箱当たり30分で、整理+収納が終わります。1日1箱まで、とルールを決めることで、無理せず続けることができます。

使わなくても愛するモノは捨てなくていい

分類しながら箱から出し、床に広げる

次に床またはベッドの上に、箱の中のモノを並べます。


箱の中のモノを並べていく(筆者撮影)

無造作に並べるのではなく、モノの意味を定義しながら、分類して同じグループのモノは固めて同じ場所に置きます。

モノの分類の仕方はこちらのマップを参考にしてみてください。

左側に使う予定のあるものを、頻度順にまとめておきます。右側には使わないモノを、さらに愛しているモノと愛さないモノに分けましょう。


使わないし愛さないモノはこれを機に手放しましょう。メルカリやラクマなどに出品するのもいいです。使わないけど愛するモノは、捨てなくて構いません。

よく使うモノから、ハンディーゾーンにあてはめる

先ほどのマップでいうとピンク色のゾーン、「毎日〜月1回使うモノ」は、部屋の中でも特等席に収めましょう。

手を水平に伸ばして、上下30度以内に届く場所を「ハンディーゾーン」と呼んでいます。さっと手を伸ばせば届く位置なので、無理なく出し入れすることができ、毎日使うモノの特等席として使いましょう。


カゴやブックシェルフを使う

定位置を決めるとき、活躍するのがカゴやブックシェルフなどの仕切りです。寝かせずに立てて収納することで、取り出しやすくなります。


ブックシェルフなどの仕切りを使うと取り出しやすくなる(筆者撮影)

よく使うモノほど、スペースに余裕を持って収めていきましょう。詰め込んでしまうと、せっかく定位置を決めても戻すのがおっくうになってしまい、リバウンドの元です。

「使わないけど愛するモノ」は、箱にまとめて、押入れやクローゼットの枕棚&下段奥へ(枕棚とは、ハンガーの上の部分です)。手が届きにくい場所に、まとめておきます。

3〜5日目はこの作業をあと4箱分繰り返します。


ダラダラと作業をしないよう、1箱=30分を厳守しましょう。

30分集中して片づけるために、スマホのストップウォッチで測るか、1トラック=30分の音楽をかけるのもいいですね。1日1箱30分、片づけ終わるまで、集中状態をキープしましょう。

作業を繰り返していく中で、「使用頻度が高くないけれど大切なモノが、部屋に入りきらない」という瞬間が出てくるかもしれません。

モノとしっかり向き合ったうえで、もしどうしても部屋に入りきらなければ、外部収納に預けるのもオススメです。

スッキリした部屋の完成

例えば今の時期だと、冬物のダウンジャケットや布団は、押入れの中でかさばる存在。「部屋は狭いけれど、モノへの愛は捨てられない!」という方は、まず季節用品を部屋の外に出してみると、一気にスペースが広がります。あとは家に収まる範囲内で、ご自身の趣味のアイテムを大切に保管しましょう。


先日のわが家の衣替え。宅配収納のサマリーポケットに預けました(筆者撮影)

目立つ場所から優先的に片づけることで、グッと部屋での生活の利便性があがります。散らかりが気にならなくなり、在宅勤務の集中力もUPです。

在宅勤務で運動不足の方も、片づけをすれば自宅に運動スペースを作ることができますよ。

ゴールデンウィークの期間中うまく片づけに成功した方は、ぜひゴールデンウィーク後も、「1日30分の片づけ習慣」を続けてみましょう。

押入れの中も含め、家中のモノがすべて把握でき、とても暮らしやすい部屋を作ることができます。