台湾の国籍を取得した湖南出身者、中国旅券燃やし投票呼び掛け=総統選
台湾の国籍を取得した湖南出身者、中国旅券燃やし投票呼び掛け=総統選
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(花蓮中央社)東部・花蓮県に住む中国出身の市民ジャーナリスト、周曙光さん(39)が8日、台湾鉄道・花蓮駅前の広場で、中華人民共和国のパスポートに火を付け、その様子をインターネット配信した。台湾の若い世代に民主主義と自由の大切さを伝え、11日の総統・立法委員(国会議員)選に一票を投じるよう呼び掛けたいとしている。
湖南省生まれの周さん。北京当局による情報管理や言論統制の中で中国各地を訪ね歩き、インターネットを通じて社会問題や抗議活動などについて伝えてきた。2013年に台湾人の妻と花蓮に移り住み、2018年6月に中華民国(台湾)のパスポートを取得。台湾の担当省庁からは、中国で発行されたパスポートの処分を求める指示はなかったという。
台湾のパスポートによって旅行や自由、民主主義、選挙権を得られたと称賛する周さん。中国について、インターネットの発展によって人々が啓発され、民主主義や自由を求めるようになると期待していたが、近年状況はさらに悪化していると指摘。学者や弁護士などの知識層は祖国を離れなければ突然“失踪”させられる可能性があることも示唆した。
周さんは、パスポートを燃やしたのはあくまでも「パフォーマンスアート」だとしながらも、「最も重要なのは、共産主義が世界中に広まるのを食い止めることだ」と強調。全ての人が自由や民主主義を享受できるようになればと願った。
(李先鳳/編集:塚越西穂)
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