今季、思うような結果を残せていないナポリ photo/Getty Images

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ナポリが今冬の移籍市場で、これまでチームを支えてきた主力選手たちを大量放出する可能性があるようだ。

今季、カルロ・アンチェロッティ体制2年目のシーズンを迎えたナポリ。打倒ユヴェントスを目指すもここまで苦しい叩きが続いており、セリエA第12節終了時点で5勝4分3敗の7位となっている。こういった影響もあってか、チーム内の状況も良くない。アウレリオ・デ・ラウレンティ会長がチームに合宿を課すと、これに対して選手たちが猛反発。ザルツブルク戦後に首脳陣と何名かの主力選手たちが、ドレッシングルームで揉めたことを地元メディアが取り上げていた。

伊『Gazzetta dello Sport』など複数の伊メディアによると、デ・ラウレンティ会長が今冬の移籍市場で、そんな反乱分子たちの一斉排除に動くかもしれないとのことだ。先日報じられたドリース・メルテンスのインテル移籍やホセ・カジェホンの中国行きから始まり、これまで多くのクラブが興味を示してきたエルセイド・ヒサイ、ファウジ・グラム、アラン。さらには、十分なオファーが届いた場合、ナポリのアイドルであるロレンツォ・インシーニェ 、欧州屈指のCBと評判のカリドゥ・クリバリまでもが売却される可能性があるという。

名前が挙がったこれらの選手全員が反乱分子というわけではないだろう。ただ、ナポリへの愛で他のクラブからの好条件オファーを拒否し、チームに止まってきた選手が多いだけに、1つの移籍をきっかけに続々と選手たちが離れていく可能性はあるかもしれない 。同メディアは「デ・ラウレンティスは、本能で動くことが必ずしも問題を解決するわけではないことを知っている」とも綴っているが、はたして。今後の動向にも注目だ。