独房で眠るサンタの服を着た窃盗犯（画像は『New York Post　2019年10月23日付「Drunk man spends night in jail after swiping Santa Claus suit from church」（Brea Police Department）』のスクリーンショット）

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アメリカの警察署や消防署などではSNSを活用して市民と交流をはかったり、時には犯人の顔写真を公開している。このほどカリフォルニア州の警察署がTwitterに投稿した、サンタクロースの衣装を着た窃盗犯の写真が話題になっているようだ。『New York Post』『FOX 11 Los Angeles』などが伝えている。

カリフォルニア州オレンジ郡にあるブレア警察署のTwitterに今月22日、窃盗の容疑で捕まった男の写真が公開された。男は同日の早朝に他人の車に勝手に乗り込み、座席で眠っているところを車の所有者に発見され、通報を受けた警察によって午前7時頃に逮捕された。

男は逮捕当時、なぜかサンタクロースの衣装を着ていたのだが、近くの教会の倉庫から盗んで着用したものと見られている。

警察では通常、犯人や容疑者が正面を向いた顔写真などを公開するが、今回はブレア警察の広報担当者に遊び心が湧いたのか、Twitterには一風変わった写真が投稿された。

写真には独房のベンチで泥酔して眠っているサンタクロースの服を着た男の姿があり、この男の声を代弁するかのような言葉が添えられていた。

「拝啓、サンタさん、赤い服を盗んじゃってごめんなさい。」
「私は酔っていて、何かしらの悪さをしてしまいました。」
「それに、今はまだ10月だってことも知ってます。そう、暑いんです。この服は今の時期には暑すぎるんです。」
「私は酔ってたんです。悪いことをしてしまったんです。」
「敬具、サンタの格好をした酔っ払いの犯罪者より」

この時期のオレンジ郡は最高気温が30度を超える日が続いており、サンタクロースの衣装は男にとってかなり暑かったものと思われる。そして、この投稿を見た人達からは「面白すぎる」「トナカイが必要かな」「まだ12月じゃないんだけど」といったコメントが寄せられ、多くの人に笑いをもたらしたようだ。

しかしながらこの泥酔男の行いは笑い事では済まされなかったようで、彼は不法侵入、器物損壊、盗品の所持の罪で起訴されている。ちなみに逮捕時に男は泥酔状態で車の中で発見されているが、運転はしていないとして飲酒運転の罪に問われないようだ。

画像は『New York Post　2019年10月23日付「Drunk man spends night in jail after swiping Santa Claus suit from church」（Brea Police Department）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部　MasumiMaher）