梅雨が明ければ、待ちに待った夏休みがやってくる。夏休みの定番の海外旅行先といえばハワイ。そのハワイについて、訪れる前に知っておくべき事柄を紹介しよう。

 常夏の楽園ハワイだが、FBIの犯罪発生統計(2017年)によると、犯罪発生件数は約4万4000件、犯罪発生率は日本のおよそ4倍にのぼる。ハワイ在住9年のAKAさんによると、「恐喝や車上荒らしは頻繁」に起こるという。また地元警察のサイトには「ハワイの犯罪マップ」なるものがあり、観光で人気のワイキキエリアではかなりの事件が発生していることが分かる。

 犯罪とは別に知っておくべきことがある。それは、ハワイ州保健局が注意喚起を行っている感染症である「広東住血線虫症」。これは寄生虫である広東住血線虫を原因とする感染症で、何かしらの理由で人体に入ると、発熱や嘔吐、場合によっては死に至るケースも。CNNによると、オーストラリアの当時19歳の青年が、同寄生虫を持つある生物を食べたことで420日間のこん睡状態に陥り、後に死亡したケースが報告されている。その原因は広東住血線虫症とみられている。

 このオーストラリアの青年と同じく、ハワイでもある生物からの感染が報告されている。ある生物とは、ナメクジ。ナメクジが餌としてネズミの糞などを食べることで、広東住血線虫が寄生する可能性があり、注意が必要だ。

 東邦大学群集生態学研究室の脇司先生(35)は、どんなカタツムリ(ナメクジ)にどのような寄生虫がついているのかを研究する、日本でも貴重な研究者。脇先生によると、ハワイで報告されている「広東住血線虫症」の主な感染ルートは、野菜に入っていたケースに加え、ナメクジが這った後の粘液に含まれていた寄生虫が、迂回して口に入ってしまった可能性も考えられるという。

 そんな脇先生はカタツムリ(ナメクジ)研究を続ける理由について「それらについている寄生虫のどれかがなくなってしまうと、生態系が崩れてしまうかもしれない。理想論はすべての生き物の存在を知って、すべての生き物がどう生きているのかを知ること。その結果、私が選んだのがカタツムリ、ナメクジ、寄生虫だった」と明かした。また脇先生は、子供などが仮にナメクジに触った場合は、「必ず手を洗う」ように注意喚起を行った。(AbemaTV『Abema的ニュースショー』より)

(C)AbemaTV
【見逃し視聴】
420日間の昏睡の末に死亡例も ハワイの意外な危険