嵐の活動休止で寄せられた不満、「報道量が多すぎる」が2割 「煽り過ぎ」「大阪なおみさんをもっと報道すべき」
「不満買取センター」などを運営するインサイトテックは2月4日、「嵐の活動休止」に対する不満データの分析結果を発表した。1月27日に発表されたアイドルグループ・嵐の活動休止に関して、消費者から投稿された不満の声を分析したものだ。
「嵐活動休止」に関する1368件の不満のうち465件を無作為に抽出。最も多かったのは「活動休止を悲しむ・惜しむ声」(23%)。次いで「活動休止の報道量の多さに関する不満」(16%)となり、以降「メンバー会見の内容に関する不満」(14%)、「周囲の反応に対する不満」(14%)と続いた。
「約2年後に活動休止するということなのに、煽り過ぎているようにもとれる」
不満の内容は、時間の経過とともに変化していた。最も多かった「活動休止を惜しむ声」は報道当日をピークに低下傾向にある。報道から2日後は「活動休止の報道量の多さ」に関する不満が最多となり、3日後以降は「活動休止の報道内容に関する不満」「ライブなどの今後の活動に関する不満」の割合が増えた。
内容的には、嵐の活動休止を惜しむ不満が多かったが、「嵐の活動休止のインタビューでメンバーの一人が、『ファンの子』という言い方が気になった。『ファンの方』なら分かるが…」というものや、
「他に報道することがたくさんあるはずなのに、まだ嵐活動休止のネタを報道していること。大阪なおみさんをもっと報道するべき」
「今にでも解散するのではないだろうかというような番組の構成に違和感を覚える。約2年後に活動休止するということなのに、煽り過ぎているようにもとれる」
といったメディアに対する批判も寄せられた。
SMAP解散報道との違いは「メンバー会見」の初動の早さ?
不満の声自体は、嵐活動休止の報道が出て以降増加。翌28日には最も不満投稿が多くなり、徐々に減少していった。同社は類似事例として、2016年1月の「SMAP解散報道」をあげて比較した。
両者とも報道の翌日にピークを迎え、2日後以降は収まりつつある。しかしSMAPの場合、報道5日後に「SMAP×SMAP」番組内でメンバーからの生放送でのメッセージ放映が行われた。このあと非常に多くの不満が投稿された。
嵐について同社は「報道当日にメンバー会見も行われていることや、解散ではなく活動休止という内容などを考慮すれば、SMAPの場合とは異なり、長期化はせずに今後収まってくるものと予想されます」とコメントしている。