辞任を表明したボクシング連盟の山根明前会長は世間を大きく騒がせた。そこに“便乗”して生まれたのが、山根氏にまつわる言葉や絵をデザインに用いたTシャツだ。

販売しているのは、通販サイト「Tシャツトリニティ」。11日放送、毎日放送「せやねん!」では、同サイトを運営する「グラフィック・オン・デマンド」を取材した。あのイチローがシーズンオフのキャンプでよく着ているおもしろTシャツも、じつはその8割が同社のサイトで販売されているものだ。

このサイトでは、誰でも自分がデザインしたTシャツを販売してくれる。無料で会員登録でき、売れたぶんだけ報酬を手にすることができるのだ。現在は2万人以上がデザイナー登録しており、最も稼ぐ人は月の報酬額が40万円を超えるという。

山根氏の独特な言葉は人気を博し、「山根派」「宇宙戦漢ヤマネ」など、同氏にまつわるTシャツは約20種類も販売されている。

ちなみに、売り上げベスト3の第3位は、「終身会長」Tシャツ。山根氏の役職に、トレードマークのハットとサングラスがデザインされたものだ。

第2位は、オオカワウソに「カリスマヤマネ」と書かれたTシャツ。オオカワウソの特徴が「肉食・凶暴・強い縄張り意識」であることから、山根氏とかけてつくられたという。

堂々の第1位に輝いたのは、話題にもなった「アデダス」Tシャツだ。税込み2480円のこのTシャツは、3日間で60着も売れたとのこと。デザイナーは4万6800円のもうけを手にしたそうだ。