8日、日本ボクシング連盟・山根明終身会長が辞任を表明した。だが、会見時間は僅か3分程度。辞任の詳細や理由が語られることはなく、スッキリしない内容となった。同日、「日本ボクシングを再興する会」も会見を行い、連盟や会長に対する追求を強める構えを見せている。

そんな折、日本テレビ「NEWS ZERO」では、会見前に行った山根会長のインタビューを放送。同会長はここで辞任を決断した際に相談したという妻とのやり取りを明かすと、涙を流した。

「辞任をした場合、やっぱり嫁にはお世話になっていくと思うんで第一に嫁に相談したわけでございます。『会長、あなたは世界一の男や』と。『だから私はどういうふうにしても、あなたが生きてる間、私はどんなことをしても面倒みていくから。男の花道だけ正々堂々として生きて下さい』と言われました」

涙ながらにこう語った山根会長だが、番組スタッフから「今後はボクシングとの関わりはどう考えてますか?」と訊かれると「わかりません」とキッパリ。「ノータッチにする可能性は?」と質問を重ねられると、「だから、それはわかりません。私はやっぱり選手は大好きやし、アマチュアボクシングを最高に愛していますから。だからアマチュアっていうボクシング競技が私は忘れることができません」などと語った。