頭痛、立ちくらみ、不眠…。それは ストレスでなくて、毎日のアレのせいかも!?

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一日のカフェインの量は?

一日何杯コーヒーを飲んでいますか?私達の社会生活では意外とカフェインを口にする機会が多いもの。コーヒーだけでなく、お茶や紅茶、エナジードリンクなど、毎日何杯もカフェインを飲んでいても、だんだんその量まで気にしていない方も多いのではないでしょうか。

朝起きてとりあえずコーヒー。職場に着いて1杯、メールチェックひと仕事を終えた後1杯、ランチ後、会議や取引先の席で1杯、夜の残業の眠気覚ましに1杯…。ホッとひと息に手にする飲み物は、意外とカフェイン入りが多いのです。

カフェインと上手につき合う

いれたてのコーヒーはアロマのように癒しをもたらし、思考力や集中力がUPしますよね。まさにコーヒールンバ♪

ぼーっとした頭をシャッキリさせるカフェインには、交感神経が優位になる作用があります。フルマラソンなど長い距離を走るスポーツや、スタートダッシュ勝負のスポーツの選手は、スタート前にカフェインを入れるたり、後半戦の伸びのために摂取するなどカフェインを有効活用することもあります。とてもいい効果を体に発揮すると同時に、取りすぎには注意が必要です。

昼ごろに適切な昼寝をするためにも、実はコーヒーなどカフェインは有効。昼寝は20分程度がいいとされていますが、カフェインは飲んでから20分ごろで覚醒作用をもたらすので、コーヒーなどを飲んでから寝ると、ちょうどいいタイミングで起きられるのです。

不調の原因はストレス解消のためのコーヒー?

交感神経が優位の時、心身の状態は瞳孔が開き、闘争モード、血圧は上がり、呼吸は浅い状態が続きます。交感神経と副交感神経の切り替えがスムーズに行える内は問題ありませんが、不眠、頭痛、立ちくらみ、暑くないのに汗が出るなどの症状は、もしかしたら日ごろの飲み物が原因かも?

胃がキリキリするなどの胃腸の不快感も、ストレス解消のためのコーヒー飲みすぎが原因の場合もあります。一日にどれくらいカフェインを摂取しているかを確認して、日ごろの飲み物をちょっと変えてみるといいかもしれません。目安としては、コーヒーは一日に3杯程度です(カフェインに敏感な方やアレルギーの方は当てはまりません)。

飲み物をシフトチェンジ

コーヒーが大好きな方が急にカフェインレス生活にするのは難しいので、抵抗がある方やコーヒーの香りに癒されるという方は、カフェインレスコーヒーやデカフェなどにシフトチェンジするのも気楽に始められる一歩。

妊婦さんにも飲まれている穀物や玄米コーヒーなどは、就寝前でも不眠になりにくいコーヒーです。ポーランド原産のインカコーヒー(穀物コーヒー)はミルクをたっぷり入れて飲むのもおいしく、寝る前にホッと温まりコーヒー味を楽しめます。

ルイボスティーやカモミールティー、昆布茶、タンポポ茶など、カフェインレス飲み物は色々あり、薬膳茶のように効能など期待できます。タンポポコーヒーもカフェインレスでありながらコーヒー味を楽しめます。

コーヒーを少しお休みし、ハーブティーに切り替え、体の様子を観察するのも楽しいですね。

 

ライター:安藤けいこ
呼吸法ヨガセラピー実践、指導者。ヨガ歴17年、ヨガ指導歴12年。絵描き、元JSBA公認プロスノーボーダー。南米ペルーのセラピー施設でヨガ指導担当。2014年日本帰国。神奈川県逗子市在住