浦和実vs新座柳瀬
浦和実、盤石の投手リレーで完封！
白石（浦和実）
埼玉県の南地区では実力校として注目される浦和実。今夏もベスト8入りし、更なる躍進に期待がかかるが、秋初戦は苦しい試合展開となった。1，2回と得点がでいず、3回裏、浦和実は二死二塁から3番信太の中前二塁打で1点を先制。たださらに4回裏にも二死二塁から9番荒井の適時二塁打、1番小原の中前安打で3対0とした。そして7回裏、4番角山の犠飛で1点を追加する。しかし点を取れたのはこの4点のみで、どうも消化不良の試合内容であった。
個々の打撃を見ていてもスイング自体は鋭いし、打球も速い。ただここ一番で安打が出ない。不用意な打撃が目立つ。9安打で4点しか取れないのは反省材料。ぜひ次の試合へ向けてどんな準備をすれば打てるのか、注目をしてみたい。
一方、投手陣では背番号20の右サイド・白石が打たせて取る投球を見せて、8回まで無失点に抑えると、9回表には、1年生左腕の英 真太郎（はなぶさ）が登板。179センチ60キロと細身だが、しなやかな腕の振りから投げ込む直球は、125キロ前後だが、ボールの質が良い。さらにスライダーの曲りも大きく素材としては良い。草加中では、軟式でプレーしていた選手で、あまり公式戦では勝てていなかったようだ。浦和実は毎年中学の実績は高くなくても、鍛えれば面白い投手がいるので、見逃せない。
今は体重増加に取り組み、球威向上を目指している英。目標投手を伺うと、「高橋 昂也投手です！」と答えた英。今後の歩みに注目していきたい。
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