宮里、太田、西浦など...今大会も盛り上げそうな新2年生の逸材たち!
本日から開幕する選抜高等学校野球大会。今回は新2年生を迎える選手たちをもう一度ピックアップしたい。
注目したい新2年生の逸材たち宮里 豊汰(常総学院)
まず開幕戦に登場する智辯学園の1番太田 英毅に注目だ。昨秋の公式戦で3本塁打を放ち、強打の一番打者として活躍を見せた。 智辯学園は近年、岡本 和真、廣岡 大志と強打者を輩出してきたが、その系譜を受け継ぐ逸材として見られている。性格的に目立つたがり屋の一面があり、大舞台になるほど燃える選手。岡本と廣岡の2人はいずれも本塁打を放っているが、先輩たちに続く本塁打を見せることができるか。
初日第2試合に登場する常総学院の宮崎豊汰は、昨秋は藤平 尚真、今年も練習試合で、須磨翔風の146キロ右腕・才木 浩人から本塁打を放つなど、速球派右腕に強い。フルスイングを心掛け、常に飛ばしているように見えるが、対応力も高く、初日から登場するが、早速話題になる男に違いない。 また初日第3試合は好投手・神村 月光(滋賀学園)、桐生第一の4番・鏑木 風雅との新2年生対決も見応えがあるといえるだろう。神村は小柄ながら投手としての完成度が非常に高く、度胸もある。あとは小柄な体型を補うパワー、速球のスピードがどれだけ出てくるのか、全国舞台でどんなピッチングを見せてくれるか。鏑木も対応力、長打力、守備力の高さを秘めた2年生打者で、今年の選抜ではどんな姿を見せてくれるのか。
そして大会2日目にはU-15代表経験のある西浦 颯大(明徳義塾)と岡田 悠希(龍谷大平安)との強打者対決が実現すること。2人とも評判通りの強打を見せることができるか。注目したいのが木更津総合の峯村 貴希。峯村は、走攻守のバランスではこの世代ではトップクラス。大型ショートとして期待が高まる。まず全国舞台で実績を残すことが期待される。また強打の秀岳館では、対応力の高さならば、チームナンバーワンの木本 凌雅も長打力が増すとより楽しみな逸材だ。
彼らは清宮世代として期待されるが、3年生に負けない潜在能力の高さは持っており、大きくクローズアップされる可能性があるだろう。ぜひ彼らの活躍を見逃すことなく、追いかけてほしい。
(文=河嶋 宗一)
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