シリーズ・トップに聞く 第9回 アドバックス 齊藤大社長(前編)
アドバックス<4749>は今年3月、創業以来行っていた人工雪「SNOVA」(スノーバ)を用いた屋内通年型ゲレンデ事業から撤退し、M&A(企業の合併・買収)などによる多角的な新事業創出・育成で再起を図っている。新展開で赤字脱却は可能なのか。齊藤大社長に今後の方針などを聞いた。
――事業内容は?
もともとは、「スノーバ」という人口雪を使った室内スノーボードパークを運営する会社だったが、現在は3つの柱を掲げて事業計画を練り直している。
1つ目はゲームセンター、テーマパークへの人材派遣という特殊な事業。もう1つは、テーマパークの直営と、苦戦しているテーマパークから運営委託を受ける事業。そして、第3は、飲食店経営。人を集める場所を作ることをコンセプトとする、テナントリーシング事業が最近加わった。
――創業の経緯と沿革は?
私はアドバックスの創業者ではない。「スノーバ」事業だけではなく、新たな展開をしようというときに、社長に就任した。他社がやらない事業を作りあげようとしており、スノーバ事業については撤退の方向に進んでいる。
新しい「人遊ばせ会社」を目指す。人の裏方につき、文化を変えるとまでいうと大げさだが、「人が集まるところにアドバックスあり」と言われるような会社にしたいというのが、アドバックスの現在の方向性。
――特長と強みは?
日本には、ホテルのマネジメント会社はたくさんあるが、私どものようにテーマパークや遊園地のマネジメント委託を受ける会社がない。私自身は大学2年のときに学生起業し、そういう事業をした経験があり、「アドバックス」よりも「齊藤大」のほうが有名なぐらい。なんとかしてくれと言われ、「リスクの中にはチャンスあり」という考えの下、社長を引き受けた。リスクを強みに変え、テーマパークの運営に特化してやっていきたい。(つづく)
後編はこちら
【会社概要】
インタビュー内容を動画ニュースでご覧いただけます。
――事業内容は?
もともとは、「スノーバ」という人口雪を使った室内スノーボードパークを運営する会社だったが、現在は3つの柱を掲げて事業計画を練り直している。
――創業の経緯と沿革は?
私はアドバックスの創業者ではない。「スノーバ」事業だけではなく、新たな展開をしようというときに、社長に就任した。他社がやらない事業を作りあげようとしており、スノーバ事業については撤退の方向に進んでいる。
新しい「人遊ばせ会社」を目指す。人の裏方につき、文化を変えるとまでいうと大げさだが、「人が集まるところにアドバックスあり」と言われるような会社にしたいというのが、アドバックスの現在の方向性。
――特長と強みは?
日本には、ホテルのマネジメント会社はたくさんあるが、私どものようにテーマパークや遊園地のマネジメント委託を受ける会社がない。私自身は大学2年のときに学生起業し、そういう事業をした経験があり、「アドバックス」よりも「齊藤大」のほうが有名なぐらい。なんとかしてくれと言われ、「リスクの中にはチャンスあり」という考えの下、社長を引き受けた。リスクを強みに変え、テーマパークの運営に特化してやっていきたい。(つづく)
後編はこちら
【会社概要】
商号 | 株式会社アドバックス |
設立 | 1992年4月 |
上場 | 2000年3月(マザーズ上場:証券コード 4749) |
資本金 | 17億4961万円 |
売上高 | 9億300万円(05年3月期連結) |
代表取締役社長 | 齊藤大(さいとう・だい) |
従業員数 | 14人(05年7月現在) |
本社 | 東京都千代田区五番町6−2 ホーマットホライゾン2階 |
電話番号 | 03-5216-1851(代表) |
URL | http://www.advax.jp/ |
インタビュー内容を動画ニュースでご覧いただけます。