イタリア代表は26日、ワールドカップ予選でマルタに敵地で2−0と勝利した。FWマリオ・バロテッリの2得点で勝ち点3を加えたイタリアだが、チェーザレ・プランデッリ監督は100%満足していない。

「スペースがないことは分かっていた。我々はプレーをつくるのがあまりにスローだったよ。苦しんだ。だが、ポゼッションは維持したね。少しインテンシティーを欠いた。DFとMFの距離が開きすぎていたね。バカげているように思われるかもしれないが、風がパスや距離感に左右したんだ。とにかく、大事なのは勝つことだった。我々はこの2試合で、ブラジル戦では素晴らしいパフォーマンスをし、この試合で勝ち点3を得たね。スペースがないときは、スピーディーにやる力が必要だ」

主役となったのは2人だ。バロテッリとGKジャンルイジ・ブッフォンである。プランデッリ監督は前者に対し、「こういう姿勢に慣れなければいけない。相手が挑発しようとしたときに、バランスを保たなければいけないんだ」と、冷静を維持するように求めた。

また、PKをセーブしたブッフォンについては、「特殊な時間帯にやってくれたよ。キャプテンらしいね」と賛辞を送っている。そのブッフォンは、代表で126キャップ。「もっとやれるように願っている」と話したキャプテンは、試合についてこのようにコメントした。

「今日は少し難しいコンディションだった。風が吹いていたし、ピッチは湿気があった。こういう試合に臨むとき、最大限の集中じゃなかったら、苦しむこともある。だから、僕らはテレビで見ていた人たちや、そして僕たち自身をおののかせるところがあったんだ」

ユヴェントスの選手が6人、ミランの選手が5人だったことについて、ブッフォンは「今はそうせざるを得ないだろう。正しく、論理的なチョイスだ」と語った。