日本財務省は12日、中国が2005年以来、6年連続で日本の長期国債の最大債権国となったことが分かった。しかし、3月11日に発生した東日本大震災の発生後、中国は一部の日本国債と日本企業の株式売却を進めている。中国経済網が報じた。

 中国の3月における日本の長期国債2345億円分を買い越し、05年1月以来の1カ月における最多購入額を記録した。しかし震災発生後には4157億円分の短期国債と1億円分の企業株式を売却した。

 中国による日本の長期国債の大量購入は円の上昇の原因の1つとの指摘もあり、05年から始まった日本国債の購入は同年1年で2538億円分を買い越し、当時の最高購入額を記録した。現在、中国は最大の日本国債保有国で、一部メディアは「中国資本の日本国債に対する影響拡大」を懸念している。(編集担当:及川源十郎)



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