最下位で苦しむフィオレンティーナは23日、セリエA第8節でバーリと対戦する。この試合が終われば、フィオレンティーナはドーピング問題で出場停止中のFWアドリアン・ムトゥが出場できるようになる。

ミハイロビッチ監督は同選手について、「調子は良いよ。毎日2回のトレーニングをしていて、準備は整っている。もちろん、9カ月試合に出ていなかったから、すぐにすべてを期待することはできないけどね。とにかく、我々に大きな手を貸してくれるだろう」と語った。

一方、対戦相手のバーリについて、ミハイロビッチ監督は次のように警戒を示している。

「現時点で対戦するのに最悪な相手だ。私は(バーリの)ヴェントゥーラ監督をすごく尊敬している。彼のチームは良いプレーをするんだ。だが、我々にとって明日の試合は重要な一戦となる。バーリのことはできるだけ研究してきた。彼らのすべてを知っているし、我々を苦しめてくることも分かっている。正しい形で試合をしなければいけない」

フィオレンティーナのレジェンドであるジャンカルロ・アントニョーニ氏は先日、「ゴールデンフット」賞の「オールタイムレジェンド」に選出された。ミハイロビッチ監督は「彼は友人で、私もうれしく思っている。彼はフィオレンティーナとサポーターのシンボルだ」と喜びを表すとともに、「彼の調子が良ければ、明日の試合で彼も役立つはずなんだけどね。でもこの間、調子が良くないって言われてしまったんだ」と冗談を飛ばしている。