南アフリカの女性ランナーが、実は男性ではないかと言う噂が流れている。彼女は８００メートルで無事金メダルを獲得したが、果たして性別の方の結果は・・・？


現在ドイツのベルリンで行なわれている第１２回ベルリン陸上競技大会（12th IAAF World Championships in Athletics Berlin）。ランナーとして数々の記録を塗り替えている南アフリカの女性に、男性疑惑が浮上した。

彼女はキャスター・セムニア（Caster Semenya）、まだ１８歳の南アフリカ期待の星。見た目はというと、１８歳らしいあどけなさが残る顔だ。男性と思ってみると女性らしい顔つきのように見えるが、女性としてみると精悍な顔つきといった感じ。体つきはランナーらしく鍛え上げられていて、確かに判別は難しいのかもしれない。

セムニアは３週間前に行なった８００メートル走と１５００メートル走で自己ベストを大きく塗り替える記録を出した。しかしその後ＩＡＡＦから南アフリカ陸上連盟に性別検証テストを行なうよう要請があった。テストはすでに行なわれているが、結果が出るのに数週間かかるそうだ。

ＩＡＡＦでは、「非常に繊細で難しい問題。本日の８００メートル決勝に、彼女の出場を許可できない確固たる証拠はない。」と述べている。

セムニアは水曜日の８００メートル走の決勝に出場、落ち着いた走りで２位を大きく引き離し見事金メダルをゲットした。
（TechinsightJapan編集部　近藤仁美）

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【参照】IAAF公式ホームページ