椎名桔平、元CIAと意味深なトーク
本作は、元CIAのアメリカ人作家バリー・アイスラーによるベストセラーを実写化したクライム・サスペンス。東京都内35か所でロケを行い、予想を遥かに超える斬新な映像で東京を捉え、日本映画の全く新しい可能性を示したワールドワイドな作品となっている。共演の長谷川京子の美しさがスクリーンの中で見事な輝きを魅せている他、「レオン」、「ダークナイト」で知られる名優・ゲイリー・オールドマンが出演していることも話題だ。
日本で最大の座席数を誇る新宿ミラノ1に訪れた観客は約1200人。立ち見がでるほど超満員となり、椎名が登壇すると大きな歓声が会場を包んだ。その様子に椎名は「日本最大の劇場と聞いていますが、立ち見の方がいるくらいたくさん来てくださって、感激しています」と笑顔でコメント。
元CIAで原作者のバリー・アイスラーは10年前に日本に訪れてからその魅力にとりつかれ現在も東京に住んでいるという日本通。舞台挨拶でも流暢な日本語を披露し、椎名からの「東京にCIAっているの？」という質問に対し、「それは返事しないほうが良いと思うよ（笑）」と意味深な笑みを浮かべた。
最後に、椎名は「黒澤監督作品や最近でいうと“おくりびと”などたくさんの作品がこれまで日本映画の歴史を築いてきましたが、もう一方で違う可能性を試す時期なんじゃないかなと思っています」と日本映画界の今後について語りながら「そんな意味でこの映画はたくさんのトライアルをした映画です。東京を舞台にしているのですが、どこか東京ではないような不思議な色があります。それをどうぞ楽しんでください」と観客にむけて力強いメッセージを残した。
映画「レイン・フォール／雨の牙」は4月25日（土）より丸の内ルーブルほか全国ロードショー。
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