20代女性の約2割に水虫の経験があることが18日、「靴と水虫」に関するインターネット調査で明らかになった。一方で、水虫経験があっても、ブーツを履く頻度が変わらない女性が6割いることも分かった。

 同調査は、インターワイヤード(本社・東京都品川区、斉藤義弘社長)と第一三共ヘルスケア(本社・東京都中央区、井手口盛哉社長)が、6月28日から7月3日までネット上で実施したもので、全国の男女6889人(男性3013人、女性3876人)から回答を得た。

 現在・過去を含めて「水虫にかかったことがある人(爪水虫を含む)」は、男性が56.9%に対し、女性が29.2%。20代の女性が22.7%で最も少なかったが、年代が上がるにつれて増える傾向にあり、60代以上の女性では38.6%が水虫経験があると答えた。

 また、水虫を経験しており、過去1年間にブーツを履いた人に「水虫になった後のブーツの履く頻度」を尋ねたところ、「今までとほとんど変わらない」と答えた人が最も多く62.3%で、「やや減った」(11.1%)「かなり減った」(10.9%)「全く履かなくなった」(1.6%)を大きく引き離した。

 今回の調査で、ブーツを履く人に水虫が多いことは分からなかったが、第一三共ヘルスケアマーケティング部の松原善(まさる)さんによると、水虫菌(白癬菌)は温度15℃、湿度70%以上の環境で繁殖しやすく、ブーツ内が温度30℃、湿度90%になることもあるということから、注意が必要だ。【了】

■関連リンク
インターワイヤード(『靴と水虫』に関するアンケート)
女性のための水虫サイト