違法カジノ店で賭博行為を行っていたとして、NTT東日本は所属する男子バドミントン日本代表の桃田賢斗選手を出勤停止30日、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手を解雇とする懲戒処分を決めた。(イメージ写真提供:123RF)

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 違法カジノ店で賭博行為を行っていたとして、NTT東日本は所属する男子バドミントン日本代表の桃田賢斗選手を出勤停止30日、2012年ロンドン五輪代表の田児賢一選手を解雇とする懲戒処分を決めた。

 田児賢一選手はロンドン五輪の代表選手だったほか、桃田選手はバドミントン男子初のメダルも期待されていたほどだったため、賭博問題で非常に厳しい処分となったことについて、一部では「厳しすぎるのでは」との声もあがっている。

 NTT東日本としては賭博行為に対する自社の立場や考え方を明確に示したということであろうが、中国のバトミントン選手からも「これが日本の恐ろしい点だ」という声があがった。

 中国メディアの東方頭条はこのほど、北京五輪、ロンドン五輪の男子シングルス金メダリストである林丹選手が桃田選手の賭博行為について言及したことを紹介。林丹選手は賭博行為に対して批評する立場にないと指摘する一方、NTT東日本の対応に対し、「国の法律に抵触した時点で、その人が誰であろうと定められた処罰を下せるという点は日本のもっとも恐ろしい点」だと述べた。

 林丹選手は「恐ろしい」という表現を用いているが、恐怖を感じるという意味の恐ろしいではなく、むしろ「中国ではできないことが、容易にできる日本に敬服する」という意味で使用したものと推測される。逆に言えば、中国であれば地位や立場によって処罰の内容が大きく変わるということを示唆しているのかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)