北村諒、考えすぎずに“ふんわり”生きていく「演技も直感を大事にしてます」
「食べること」への興味はゼロ?
――北村さんのプライベートについてもお伺いします。ご自分の長所と短所を教えてください。
悪いところしかないです(笑)。面倒くさがり、暑いのが嫌い、あとは楽観的なところ。
――楽観的なのは、いいことじゃないですか?
悪いほうの楽観的ですね。「少しは不安がれよ」と友達に言われますから(笑)。長所は…思いつかないです(笑)。
――じゃあ、周りの人に何て褒められることが多いですか?
「年上の人の懐に入るのがうまい」って言われることがあるから、もしかしたら可愛がられ上手なのかも? 自分ではわからないですけど。
――昔から可愛がられるタイプだったんですか?
全然! 昔よりは人見知りがなくなったと思いますが、学生の頃は仲のいい友達以外、まったく関わりを持ってなくて。ひとりで黙って行動してることが多かったから、むしろ怖がられていたくらい(笑)。話しかけるなオーラが出てるとか言われてましたもん。
――以前、出演されていたテレビ番組で、実家住まいだけど夕食は家族と食べないで、自分の部屋でピザを食べてるって話していましたよね?
いや、舞台や稽古があるから、どうしても家族と食事する時間がズレてしまうので、食卓を囲むのが別々になっちゃうというだけなんですよ。
――そうだったんですね。
帰宅時間がわからないので、基本的に僕のごはんは用意されてなくて。だから、自分で食べるものを考えるんですけど、考えるのも面倒なので、宅配のピザを頼んじゃうんですよね。あとは、ラーメンを食べに行ったり。
――ジャンクフードが好きなんですか?
はい(笑)。あと、お子様ランチも好き。僕、“子ども舌”なんですよ。辛いのとか酸っぱいもの、苦いものがダメなんです。
――すごくスレンダーなので、ちゃんと食べているのか心配になっちゃいます…。
あんまり食に興味がないんですよね。稽古中のごはん休憩はしっかり食べますけど、それ以外はあまり食べないですし。今日も稽古の途中にカレーをがっつり食べたので、夜は食べないと思います。…食べるのって疲れません?(笑)
――うーん(笑)。じゃあ、仕事以外は何を考えていることが多いですか?
ゲームしたいなぁとか…(笑)。特に何も考えていないです。そのときそのときが幸せだったらいいと思ってるくらいで、ふんわりと生きてます。
ツンデレ女子は二次元に限る
――趣味はアニメ&ゲームというヲタクな一面もあると伺いましたが、ヲタク趣味にハマったキッカケは何だったんですか?
ゲームはもともと好きで、小さいときからずっとやっています。アニメは友達に勧められて見るようになりました。
――その作品が何だったか覚えていますか?
高3のときに見た『コードギアス』。今でもいちばん好きなアニメです。
――『とらドラ!』の逢坂大河や『妖狐×僕SS』の白鬼院凛々蝶が好きということですが、ちょっぴり強気なタイプの女性が好きなんですか?
二次元の世界だったら、強気な子がたまに弱気なところを見せると、ハッ♡(照)ってなります。でも、現実の世界で女の子に強気でグイグイ迫られたら、ハ〜ッ!?(怒)ってなる。
――反応が真逆(笑)。
二次元と三次元の世界は、完全に別で考えてますから(笑)。
――北村さんと言えばオシャレなイメージがあるんですが、この夏注目しているファッションアイテムがあれば教えてください。
僕、実はその質問がいちばん苦手なんです。
――えっ!?
ファッションに興味がないんです、元モデルのくせに(笑)。服もここ数ヶ月買ってないですね。流行とか気にしてなくて、自分がカッコいいと思った服を着ていればいいって思っちゃうんです。
――普段はどんな格好をしているんですか?
最近は稽古が多いので、動きやすくて、携帯と財布が入れられるようにポケットがある服を着てます。
――機能性重視なんですね(笑)。そしたら、髪型もあまり気にしないほうですか?
今は「弱虫ペダル」の東堂役のために髪を伸ばしているんですけど、自分でこだわっているのは前髪くらい?(笑)目にかかる長さじゃないと落ち着かないんですよね。
――女性のファッションにも興味はないですか?
うーん、ラクな格好をしたらいいと思います。フリフリのワンピースに高いヒールの靴を履いて背伸びしている感じよりは、Tシャツにデニムにスニーカーみたいな、飾らないファッションのほうが好きですね。