「世の中には人間の数だけ地獄がある。それは当人でないと決してわからないものだ。」Twitterで話題になっている、タワーマンションに住む人々の日常を赤裸々に描いた「タワマン文学」をご存知だろうか。「タワマン文学」の先駆者である窓際三等兵さんが名義を外山薫に改め、本書『息が詰まるようなこの場所で』(KADOKAWA)で作家デビューした。湾岸エリアにあるタワマンの低層階と高層階に住む、2つの家族が繰り広げる群像劇だ