心と体の性別が異なる性同一性障害(GID)の治療として「性別適合手術」が、今年4月から健康保険の適用対象となった。しかし、「実際には保険が使えない」との指摘がある。性別適合手術を受ける人のほとんどが事前に受ける「ホルモン療法」に保険が適用されないからだ。保険診療と保険外診療の併用は「混合診療」といって、保険がきかなくなる。つまり、一般的な形で「性別適合手術」を受けようとすると、全額自己負担になるという