上の画像は、ハッブル宇宙望遠鏡が観測した渦巻銀河「NGC 1032」です。地球から約百万光年先のくじら座の方向に位置するNGC 1032は楕円形の銀河なのですが、地球からはその側面しか見えず、巨大なガスとチリ、そして星々のディスクのように見えるのです。銀河の特性を知るにはその3次元的な観測が必要ですが、これにより銀河で星がどのように生成されるのか、また銀河の高さ(厚さ)や星の集まるコアを知ることができます。