「姿三四郎」(1943年)より。藤田進演じる主人公が、池の中に飛び込む場面 1933年(昭和8年)生まれのぶらいおんさんは、このほど83歳を迎えた。戦中から戦後、そして現代にいたる時代を生きてきた中で、どんな映画や演劇などをその目で観てきたのだろうか。今回から、通常の連載の合間に、不定期にぶらいおんさんの「極私的鑑賞ノート」を掲載していく。初回は、戦時中から敗戦直後までの、思い出に残る映画を中心に語ってもら