26日、セリエA第8節のフィオレンティーナ戦に出場したACミラン・本田圭佑は3試合連続のゴールこそならなかったが、相手ゴールにドリブル突破を試みるなど自らチャンスを作ってみせた。

すると27日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」ではサッカー解説者・北澤豪氏が本田が行ったという“意識改革”を分析。「本田、変わりましたね」と切り出すと、「ニュー本田じゃないですかね」と続け、その変化を強調した。

北澤氏は「昨シーズンと今シーズンの間に行われたW杯後、意識改革があった」と前置きすると、本田が以前「W杯前とはもしかしたら180度くらい。大きく変わったことは間違いない」とメディアの前で語っている点に着目した。

本田の意識改革について「プレーから読み取っていきたい」という北澤氏は「本田は点を獲れる選手なんですけど、W杯前はどちらかというとゲームメイクの意識のほうが強かったと思う。W杯後はゴールへの意識が強く変わりましたね」という見解を示した。

これを象徴する場面としてフィオレンティーナ戦での前半43分、ボールを保持する本田が後ろからチャージ気味に来られても強引に抜いた場面を挙げ、「チャージされるんですけど、グイグイ前を向いて突き進んでいくんですよね。今までだったら、あそこでチャージを受けたらボールを保持して繋いでキープしていくというのが本田だった」と説明。得点王の可能性については「はやい話しですけど、警戒された中でそれを乗り越えることができれば」と語った。