イングランド・プレミアリーグのサンダーランドAFCの選手たちが、10月18日のサウサンプトンFC戦での“0対8”という歴史的惨敗を受け、チケット費用と旅費をサポーターに払い戻すことを申し出た。

返金の対象となるのは、長距離を遠征して応援に駆けつけた2500人のサポーターだ。キャプテンのオシェイ選手は「我々はこの敗戦を受け止め、代金を払い戻すことを決めました。長い道のりを旅して最後のホイッスルまで共にしてくれたサポーターに感謝したいと思う」と声明を出している。

すでにグスタボ・ポジェ監督も「私がフットボールのピッチ上で経験した最も恥ずかしい時間」と、この敗戦を平謝りした。サポーターの怒りにチーム全体が反省しつつも、いち早く事態を収束させたいようだ。

イギリスのメディアの報道によると、サポーターの支払ったチケット代金が計6万1416ポンド（約1074万円）、さらに遠征にかかった旅費は計39万2470ポンド（約6860万円）とのこと。サポーターは11月5日までに本人が直接、もしくは郵送で請求することが可能だが、支払いを求められない場合も残額を都市部の子供のホスピス施設に寄付すると発表している。