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ハイアール アクア セールスは10日、「AQW-VW1000C」をはじめとするタテ型洗濯機3機種とタテ型洗濯乾燥機1機種を発表した。AQW-VW1000Cは、水を循環させる洗濯槽底部の回転羽根を2枚に分割した「ツインパルセーター」を新しく搭載したモデル。本稿では、同社が報道関係者向けに開催した新製品発表会の様子をお届けする。

発表会には同社 マーケティング本部 Washing Machine グループ マネージャーの内藤正浩氏が登壇。製品の特長や開発の背景などを語り、デモをまじえて製品を紹介した。

○日々の"不満"を解消することにフォーカスした製品

はじめに内藤氏から製品開発の背景について話があった。内藤氏によると、今回の製品の開発は、いま市場で洗濯機に求められている洗浄力とは何なのか?と考え直すことから始まったという。洗濯後にイメージ通りの仕上がりになることが重視されているのではないか、と内藤氏はユーザーニーズを分析する。洗濯をしている中で、ユーザーが日々感じている不満やストレスを低減する製品を目標としたそうだ。

AQW-VW1000Cは、大きく3つの特長を持つ。1つ目は「ツインパルセーター」、2つ目は「衣類おそうじ」機能、3つ目は「脱水コントロール」だ。どの特長もユーザーの目線に立って考えられた機能だと内藤氏はいう。

○強力な水流を発生させる「ツインパルセーター」

今回新しく搭載された「ツインパルセーター」は、内側と外側の2枚にパルセーターを分割したもの。山のような形をした内側のパルセーターが衣類を持ち上げる役割を果たし、外側のパルセーターが回転して強力な水流を発生させる。強力な水流により、水が循環しやすくなったので、洗浄力を維持しながら少ない水でも洗濯できる。

○もうティッシュを洗っちゃっても大丈夫!な「衣類おそうじ」機能

「衣類おそうじ」機能は、洗濯時に糸くずが衣類へ付着することを抑える機能。新しい形の「可動式糸くずフィルター」で約93%の糸くずをキャッチする。ティッシュをポケットに入れたまま洗濯してしまい、洗濯物が紙くずだらけになってしまう…という失敗はよくある。仮にそういった失敗をしても安心な「衣類おそうじ」機能を搭載した、と内藤氏は言う。

実際のデモの様子をご覧いただこう。

○選べる3種の脱水コース

日本の洗濯機における脱水機能は、強い遠心力でしっかり脱水するのが主流。しかし同社が調査したところ、脱水時間を設定できることに魅力を感じる人は約65.5%であった。そこで今回の新製品には「標準」のほかに「やわらか脱水」「しっかり脱水」を用意した、と内藤氏は語った。「やわらか脱水」は衣類にしわが付きにくいなど、理想の仕上がりに合わせてコースを選べる。

○ニーズに合わせた「乾燥まってて」コース

今回、同社はAQW-VW1000Cのほかにも、洗濯容量が9kgの「AQW-VW900C」、8kgの「AQW-VW800C」、乾燥機能を追加したタテ型洗濯乾燥機「AQW-TW1000C」を発表した。タテ型の洗濯乾燥機の乾燥機能を使うと、衣類がねじれてしわになりがちで、敬遠されやすい。そこで、AQW-TW1000Cには「乾燥まってて」コースを搭載。乾燥機にかけたくないシャツなどは乾燥モードに入る前に取り出すことができる。

(野山靖代)