NHK連続テレビ小説『あまちゃん』でも頻繁に使われていた「じぇじぇじぇ」などの方言だが、大学のゼミで作られた「方言チャート」がネットで公開されニュースとなるなど、その魅力が改めて再認識されている。そんななか山形弁を取り入れた楽曲と、民謡で培った歌唱力で今年の4月にデビューした21歳のアーティスト朝倉さやが人気だ。漫画『ワンピース』の作者・尾田栄一郎氏が、『週刊少年ジャンプ』のコメント欄にて「聞くとなごむ」と絶賛するほどの歌声を持っている朝倉さやとは?

「小・中学生時代に二度の民謡日本一」という経歴を持つ、山形出身のシンガーソングライター・朝倉さや。18歳での上京後ホテルで1年間正社員として働いた彼女は、昨年『ニコニコ動画』にJ-POPの楽曲を山形弁で歌った「なまりうた」を投稿して話題を呼んだ。今年の2月にラジオ番組『安住紳一郎の日曜天国』(『にち10』)にゲスト出演した際には、その抜群の歌唱力と真っ直ぐな性格で安住アナから「お世辞じゃなくてスターになりそうな雰囲気がものすごく出てる」と絶賛された。

今年4月には自身が作詞と作曲を手掛けた『東京』でデビューし、様々なメディアへの露出も増えてきた朝倉だったが、11月3日放送の『にち10』に再びゲストとして登場。番組では山形でのCM出演(楽曲使用含む)が8本にのぼるなどデビュー後の反響について安住紳一郎アナに語った彼女だが、松田聖子から公認をもらったという『あなたに逢いたくて』の山形弁バージョンを披露した。

PVにキャイ〜ンのウド鈴木が出演している2枚目のシングル曲『やさしい応援歌』のリリースや、12月には地元山形で初のワンマンライブが決定するなど彼女は着実に知名度を上げている。「紅白に出たい」と安住アナに目標を語った朝倉さや。紅白歌合戦で、山形弁全開の彼女が歌う姿を見る日も近いかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 TORA)