――知らない人から見て、自分は外見と中身のギャップがあると思いますか?

Aira:あると思います!大体こういうのって結構、美化しちゃうじゃないですか(笑)。

――こうなりたいというイメージはありますか?

Aira:「こうなればいいな」と思うことはあります。自分自身がこうなるというよりも、別に自分自身に対しては、あまり興味が無いんですけど(笑)。例えば、今ここには人がいっぱいいるじゃないですか。そういう世界じゃなくて、ドアを開けたら誰もいない世界にいけるみたいな所があればいいなと思います(笑)。それでお花畑とかあって、もう動物とかペットだけがいて、電波だけは繋がるので携帯で呼び出された時には、こっちに帰って来られるみたいな。そういう世界が、自分だけの居場所があればいいなと思いますね。

――歌詞の内容は、こういうことを歌いたいと話し合われたことはありますか?

Aira:最初はすごくポップで夏っぽくて、やる気が出る感じの曲だなと思ったので、仮歌の時に「希望はこの手にあるよ」みたいな、ちょっと明るい感じのを歌詞を頑張ってAiraが書いていたんですよ。そしたら「Airaらしさをもっと出した方がいい」というTerukadoさんの意見もあって。「“Airaらしさ”って何?」といった時に、やっぱりAiraは人より飛び抜けている部分が“暗い”という面かなと。だから、そういう歌詞になりました。メロディがキャッチーというのもあるんですけど、明るい歌詞を付けちゃうと、多分あまりピンと来ない曲になっちゃうな、というのがあったんですよね。

――2曲目の「CHANGE MY WILL」には「未来」という歌詞が出てきますよね。今20歳ですが、自分の将来を考えたりすることはありますか?

Aira:多分、世間一般の20歳ぐらいの子よりも考えると思います。さっき言ったみたいな自分の理想の空間を、どうやったら作れるだろうな?って(笑)。

――自分の音楽を聴いてくれた人に、どんな影響を与えられたら嬉しいですか?

Aira:難しいですね…。Airaは平和主義者じゃないですけど(笑)、Airaの曲を聴いて不幸になって欲しいとは思わないので、幸せになってくれればなと願ってます。

――気分が落ち込んでしまった時に、解決方法は自分の中にありますか?

Aira:映画を観るとかですかね。とことん落ち込むと、もう何をしても上がらないので、どうしようかな?という感じなんですけど。テンションを上げたい時は自分のお気に入りの映画を観たり。自分じゃない誰かの世界に入り込むことが大事だと思います。

――ちょっとした現実逃避?

Aira:そうですね。でも、仕事を頑張ることも現実逃避ですからね(笑)。この間、それをTerukadoさんに言ったら、「いや、深いねぇ〜」と言われて。

――今回のビジュアルイメージについて、自分ではどう思いますか?

Aira:金髪でドーリーな感じのAira Mitsukiも新しいなと思って。

――今後も作品のイメージに合わせて変化し続けたいですか?

Aira:そうですね。着せ替え人形的な。Aira Mitsukiというキャラクターの中で、色んな自分を見せられたらなと思います。ミッキーじゃないですけど、マスコット的なキャラクターになりたいです。