――DVDのジャケットは、リボン付きのお父さんの顔のアップになっていますが、これに至る経緯を教えて下さい。

Aira:それはちょっと色々なヒドい話があるんですよ(笑)。なんで、そうなったんですかね?

――いや、逆に聞かれてもこまるんですけど…。

Aira:まず、Terukadoさんから「お父さんが頭にリボンを付けたら、面白くない?」と言われて、「いや、それは面白いんですかねぇー?」みたいな(笑)。自分的には面白いかどうか、あまり自信が無かったんですけど。それで「お父さんの写真を貸して下さい」と言われていたので、やっぱりまだ若い、見栄えがする時期の写真の方がいいかなと思って、20代後半位の写真を探して持って行って。スタッフさんが「めっちゃカッコイイですね!」みたいに言ってくれたんですけど、パッケージは40代とか50代ぐらいにしなきゃいけないらしくて、その顔をパソコンで修正したらしいんですよ。そしたら、そんな風になっちゃいました(笑)。

――お父さんは、どんな方ですか?

Aira:身内の中で1番自慢できる(笑)。芸能人で言うと、顔は北大路欣也さんに結構似てます。

――中身は?

Aira:中身はAiraと似てるというか、Airaよりも真面目で几帳面で。Airaは不器用なんですけど、お父さんは何でも出来る人なんですよ。

――逆にお母さんはどんな方ですか?

Aira:うるさいです。あと、結構変わってますね。

――その辺は、ちゃんとお母さんの血も受け継いでいるんじゃないですか?

Aira:(笑)。いやでも、Airaよりも子供なんですよ!例えば「誰々がこう言ってたから、こうなんじゃない?」みたいに言うと、「そんなの私は聞いてないもん、知らない!」みたいなことをいきなり言い出して、どんだけ子供なんだろう?って。

――ニューシングル「BARBiE BARBiE」のジャケットでは、ブロンドヘアーの等身大人形に変身していますが、Airaさん自身は小さい頃に人形遊びをするような女の子だったんですか?

Aira:人形は持ってました。女の子って、おママゴトをやるじゃないですか。Airaのマンションが9階だったんですけど、ベランダが広かったんですよ。それで、家の中でおママゴトをするよりも、ベランダに行って遊んでるみたいなアドベンチャーというか、サバイバーでした(笑)。

――人形遊びや、おママゴトを卒業する年齢は人それぞれだと思うんですけど、大人になっても部屋が人形だらけだったりする女性もいる中で、自分のことはどういうタイプだと思いますか?

Aira:1番女の子らしくないタイプだと思います。最近「男」って言われるので困っちゃうんですよ。

――部屋のインテリアはどんな雰囲気ですか?

Aira:部屋はカワイイというよりも、無機質な感じが好きなので。見渡す限り白みたいな。

――そういう、いわゆる“女らしさ”が自分には足りないんじゃないかと思い始めたのはいつ頃の話ですか?

Aira:高校ぐらいの時は周りもすごく女の子っぽい子ばかりだったので、自分も女の子かなと錯覚してたんですけど。最近、自分は違うんじゃないかな?と思って。

――人から「女の子らしい一面があるね」と言われることはないですか?

Aira:全然、無いんですよね(笑)。反対に、女の子らしくなくて困ってるんです。