キッチンでの作業や掃除がラクになるアイデアを紹介します。教えてくれるのは、整理収納アドバイザーで、現在は夫・義母のシニア世代3人で暮らす原田さよさん(60代)。夏はとくに気になるシンクのにおい対策をはじめ、コンロ周り&食料品ストックの収納など、キッチンで過ごす時間を快適にするための工夫をぜひ参考に。

1:シンク付近は「におい対策しやすい仕組み」に見直し

私は家じゅうの整理を始めた50歳のとき、思いきって三角コーナーを撤去し、生ゴミは小さなポリ袋の底に雑紙を敷いて広げて立て、そこに入れるようにしました。生ゴミがたまってしまう前にポリ袋の口を縛って捨てる流れにしたところ、においが減りました。

【写真】キッチンのシンクから撤去したもの

スポンジは浮かせる収納に変更。吸盤ホルダーなどで水がきれやすいようにすると、一晩で乾くようになりました。ちなみに、わが家のシステムキッチンは壁づけなので、スポンジがキッチンの正面から見えない位置に浮かせています。

わが家のシステムキッチンに初めからついていた、まな板立て兼スポンジ立ても撤去しました。隙間に飛び散った水をふき取ったり、外して接地面を掃除したりするのが面倒に思ったからです。

2:コンロまわりは「出しっぱなしゼロ」で掃除しやすく

夏は油が酸化しやすく、出しっぱなしの調味料や油がベタつきやすい季節なので、コンロまわりにはなにも置かないのが理想です。

調味料や油はコンロ近くの引き出しや戸棚にしまい、使うときだけ出す習慣にすると、調理後のひとふきがラクになりました。

3:冷蔵庫は「冷えやすく賞味期限ぎれも防げる」収納に

冷蔵庫は、ものがぎゅうぎゅうにつまっていると冷えが悪くなり、電気代も上がってしまいます。

●奥の壁が見えるくらい余白を残す

冷蔵室を効果的に使うために、余白を残すことに。奥の壁が見えるくらいのゆとりがあると、冷気が循環しやすいです。

●早めに食べるものもわかりやすく

目線の高さに「早めに食べるものセット」をまとめたトレーやカゴを置いておくと、ドアをあけて探す時間が減り、冷気がムダに逃げるのも防げます。

●出番が多くなる調味料の液だれ防止

夏に出番が増えるめんつゆやドレッシングなどは、冷蔵庫のポケットにそのまま入れず、100円ショップのプラケースなどにまとめて収納。ケースごと洗えるので、掃除がラクになり衛生的です。

4:食品ストックは「熱・湿気から遠ざけられる」収納に

夏はそうめんやそば、ペットボトル飲料などのまとめ買いをするご家庭もあると思います。それらの収納方法も見直しを。段ボールや紙類は湿気を吸いやすいため、箱から出してプラボックスやプラケースに入れ替えています。

袋から出す場合、ケースは密閉できるものを選び、賞味期限も分かるようにするのがポイントです。

キッチンの整理は、手をつけやすい場所や、気になっている場所からで大丈夫です。ものを減らしたり、掃除しやすい状態に整えたりするだけでも、夏のキッチン作業は快適になります。

私のおすすめは、効果を感じやすいシンクまわりからです。夏に向けて、ぜひ小さなところから始めてみませんか?