パクくん氏が自身のYouTubeチャンネルで「【日本に差別はある?】韓国人が9年間隠してきた経験を初めて公開します」を公開した。東京大学大学院の博士課程に在籍し、日本に約10年滞在する同氏が、日本における外国人差別について、自身の経験をもとに冷静な視点から分析と提言を展開している。

動画の冒頭でパクくん氏は、日本に外国人差別はあると認めつつも、「差別がある国ということと、差別が多い国だということは全く別の話」と強調。その上で、自身が日本で明確に差別だと感じた経験として、家の賃貸契約時のエピソードを明かした。内見の段階で、収入や滞在歴、家賃の滞納歴などを確認される前に、「名前からして外国籍の方ですよね。この物件は外国人NGになっています」と門前払いされたという。

大家の不安も理解できるとしながらも、「一つの属性だけで入り口でシャットアウトされる、これは差別だなと思いました」と振り返り、過去の裁判例でも国籍のみを理由にした賃貸の拒否は違法と判断されていると指摘した。

一方で、約10年の日本での生活において、明確な差別を受けたのはこの1回だけであったと言及する。学校や役所など、数え切れないほど日本人と接点を持ってきたが、「僕が今まで出会ってきた日本人はほぼ例外なく優しかった」と明言。ネット上で取り沙汰される外国人観光客への過剰なわさび提供事件などにも触れつつ、「感情よりも先に確率で考えないといけない」と主張し、接する総数に対して差別が起こる確率は極めて低いとの見解を示した。

動画の終盤では、差別は日本に限らず世界中のどの国にも存在し、「誰の中にも起こりうる話」であると語る。人は無意識に相手にラベルを貼ってしまう傾向があるため、自身も含めて「日頃からしないように努力しようという風に思っています」と結んだ。対立を煽るのではなく、社会をより良くしていくための健全な議論が重要であると訴え、視聴者に深く考えさせる内容となっている。