高須幹弥(高須クリニック)氏が自身のYouTubeチャンネルで「資産1000万円超えると人生が激変する理由」を公開した。新NISAなどを活用した資産形成において、なぜ1000万円が一つの区切りとなるのか、そして完全なFIRE(早期リタイア)がもたらすリスクについて自身の見解を語っている。

動画で高須氏は、新NISAが始まり若い世代でも毎月コツコツと積み立て投資をする人が増えている現状に触れつつ、ある地点から急激に資産が増えるフェーズに入ると説明。日本人の年収の中央値が約400万円であることを踏まえ、毎月5万円を年利6%で積み立てた場合、1000万円に達するまで約11年7ヶ月かかると試算した。しかし、1000万円に到達すると、年利6%運用での利益が年間60万円、すなわち月々5万円となり、「毎月の積み立て額と、勝手に増えていくのがちょうど並ぶのが1000万円」と指摘した。

1000万円を超えると、入金額よりも運用益の方が大きくなり、雪だるま式に資産が膨らんでいく。高須氏は新NISAの生涯投資枠である1800万円を埋めることを一つの目標として推奨する一方で、資産が増えて働かずに生活できるようになった際の「完全なFIRE」には警鐘を鳴らした。完全に仕事をやめてしまうと「社会との繋がりがなくなってしまって、生きている意味が分からなくなっちゃう」と語り、精神的な安定を損なうリスクを強調した。

最後に高須氏は、資産が増えたとしても完全に仕事を辞めるのではなく、週に数日だけ働くなど、社会から必要とされる実感を得ながら生きることの重要性を説き、経済的自由と精神的なゆとりの両立を提言して動画を締めくくった。