クーポンを利用してお得に買い物したいのに、持っていることを忘れてしまいあまり使えていません。使い忘れを防止するための方法はありますか?

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物価高が進み続けている現在、少しでも価格をおさえて、欲しいものを購入したいと考える方は多いでしょう。そのようななかで、新規顧客開拓やリピーター確保のためにクーポンを発行するお店が増えています。 しかし、「クーポンを利用すれば割引で購入できると分かっているけれど、使うのを忘れてしまう」といった方もいるでしょう。そこで本記事では、クーポンを上手に活用する方法を紹介します。

クーポンを活用する場所はどこが多い?

2023年3月1日~5日にかけて、マイボイスコム株式会社が行った「第5回 クーポンの利用に関するアンケート調査」(回答数:9756件)によると、クーポンを利用する場所は、実店舗なら「ドラッグストア」が51.3%、「コンビニエンスストア」が44.0%と高く、「ファストフード」「スーパー」がそれに続きます。また、55.7%がオンラインストアでもクーポンを活用していると回答しました。
直近1年で回答者が利用したクーポンの種類は、「スマートフォンや携帯電話画面に表示されるタイプのクーポン」で、全体の77.5%がアプリ型のクーポンを活用しています。一方、従来の紙に印刷したクーポンを利用するのは全体の約62%であり、高齢者が多いといった結果でした。
 

クーポンがあるから外食するケースもある

同調査によると、「クーポンを利用に関する事柄であてはまることは?」との質問に対して、「店や商品の利用・購入前に、クーポンがあるかどうかを調べることが多い」「同じものなら、なるべくクーポンを使える店や商品を利用・購入する」「クーポンを利用する目的で、店に行くことがある」などの回答がありました。
つまり、クーポンがあるから、その店に行って買い物をしようという方も珍しくありません。全体の8.2%と少数ですが、クーポンが初めての店を利用しようとするきっかけになるといった意見もあります。
 

よく使う店のクーポンがあったら利用するケースも多い

同調査によると、よく使う店のクーポンがあったら利用するとの回答もありました。頻繁に利用する店ではクーポンを得る機会が多く、クーポンを使うタイミングをつかみやすいでしょう。
リピーターを獲得するために、「次回から使える割引率が高いクーポン」などを配る店舗もあります。定期的にクーポンを使えば、出費をおさえられるので活用する方が多い傾向です。
 

クーポンをスムーズに使うポイント

スマホでクーポンを使うには、「使えるクーポンを確認する」「クーポンを得る」「必要事項を入力する」といった手順が必要なケースが多いです。子どもを連れて買い物中の場合や、急いでいる場合は、面倒くささが先にたつ方もいるでしょう。そこで本項では、スムーズにクーポンを使うポイントを紹介します。
 

クーポン提示画面をスマホのホーム画面に設定しておく

使い忘れることなくクーポンを活用したい場合は、クーポンアプリを利用しましょう。紙のクーポンでは会計時に出すのを忘れたり、家から持ってくるのを忘れたりしやすいです。
スマホで表示できるクーポンアプリなら、スマホさえ持ち歩いていれば手元にクーポンがないという問題を防げます。クーポンアプリを運用しているお店では、会計時に店員さんから「アプリはお持ちですか?」と聞かれることが多いので、クーポンを忘れずに利用できる確率が上がります。
また、クーポン提示画面をスマホのホーム画面に設定しておけば、表示がよりスムーズになるので、急いでいるときでも忘れずに使えるでしょう。
  

クーポンが届くと通知が来るように設定する

新しいクーポンが届くとスマホに通知が来るように設定すれば、クーポンがあることを忘れにくくなります。
特に、複数のクーポンサイトやお店のクーポンを使っている場合は、通知があればどのクーポンを持っているかを簡単に把握でき、使い忘れや期限切れのリスクを減らせます。
 

アプリクーポンを活用してライフスタイルに合わせて選べば使いやすくなるかも

クーポンを利用したいけれど、使い忘れが頻発する方は、クーポンアプリを利用する、よく使う店のクーポンに限定する、すぐに使えるようにクーポンはホーム画面に設定する、などが有効です。
クーポンを使うのに慣れてきたら、クーポンを使う店を増やしてもよいでしょう。クーポンを利用しつつポイントも貯めるなどほかの節約方法も活用すれば、出費をおさえられる可能性が広がります。
 

出典

マイボイスコム株式会社 【クーポンの利用】に関するアンケート調査(第5回)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー